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準備、ヤル気ゼロからの就活体験記



1.はじめに

こんにちは!私は地方国立大学の修士2年生、S.Kと申します。専攻は材料工学です。今回、就活体験記をシェアさせていただくことになりました。正直に言いますと、タイトルにもある通り、私はいわゆる「意識高い系」の方々のように熱心にインターンシップに参加したり、最初から積極的に就活を行ったわけではありません。準備もやる気も、まさにゼロからのスタートでした。
 
これを読んでいる皆さん、もし出遅れてしまったと感じているなら、私のような状況からでも何とかなります。どんな小さな一歩も、将来の自分を築く一環です。経験に富んだ方には物足りないかもしれませんが、同じように始める方や途中で悩んでいる方には、共感いただけるかもしれません。「こんな人でも何とかなるのだから、自分も絶対に何とかなるはず!」そんな気持ちを少しでも感じていただけたら幸いです。

2.就活のスタート

私が就活をスタートさせたのは修士1年の12月からでした。学校では以前から就活スタートアップセミナー的な感じで外部から講師の方を招いての講演が何度かあり、一応参加はしていましたが、正直なところ、就活は超絶面倒くさいと感じ、あまり真剣に聴いてはいませんでした。もちろん、自分の将来に関わる大切なことだとは理解していましたが、なかなか面倒くささが勝り、何か特別な実績や特技があるわけでもなく、話が苦手な自分故に、「エントリーシート、自己分析、ガクチカ」などの就活用語を聞くと著しく気分が悪くなり、何とも言えないモヤモヤ感が募っていきました。同じ気持ちの方もいるかもしれませんが、私はおそらくその3倍くらい気分が下がっていました。そこだけは謎の自信があります(笑)

そんな中、友人からinteeを紹介され、無料ならとりあえずやってみようと軽い気持ちで登録しました。最初の面談から始まり、今後の就活の流れや志望業界の決定などを詳しく説明してもらい、多くの企業説明会に参加して良さそうな企業を選考するという流れで就活を進めました。実際、初めての面談の際には、自己分析やガクチカはもちろん、志望業界や職種もまだ決めていませんでした。inteeのメンターの方と一緒に、ゼロからのスタートでも無理なく、しかも効率的に就活を進めることができました。就活の知識や進め方、面接やES対策など、inteeのメンターの方を信じて実践すれば絶対に大丈夫です!これから就活を始める方や現在就活で困っている方は、是非登録していただくことをオススメします。

3.企業研究と業界選定

先程も述べた通り、私は最初の面談時に業界や職種を特定していませんでした。面談前に考えてみましたが、自分が本当にやりたいと思う分野がはっきりしませんでした。代わりに、自分の能力でできる範囲の仕事を通じて人に役立ち、喜ばれる存在になりたいという漠然としたビジョンを正直に伝えました。そこから面談担当者が熱心に質問し、深堀りしていただけたおかげで、一緒に志望分野を見つけ出すことができ、非常に心強かったです。
最初は特定の分野に絞るのではなく、IT、教育、人材、コンサルなど、様々な業界の説明会に参加しました。しかし、説明会に数多く参加する中で、自分はエンジニアの道が向いているのではないかと感じるようになり、その後は主にエンジニア系企業の説明会に焦点を当てるようになりました。そして実際に、私の内定先はエンジニア系の企業に決まりました。

4.面接対策

面接対策についてですが、私の場合は面談においてメンターの方から「よくされる質問リスト」を提示していただき、それに基づいて自ら回答を考えた後、後日内容を修正していただくというプロセスで、面接のベースを作り上げていきました。ただし、自分の考えを言語化して相手に分かりやすく伝えるという作業が苦手であり、自身の性格上、それなりの水準に仕上げてから面接に臨みたいという思いが強く、説明会に参加してもその後の選考に進むことを躊躇してしまい、数々の選考を辞退してしまいました。そこでメンターの方からのアドバイスを受け、「面接はとにかく試合数を増やして練習あるのみ」「どんどん失敗してきてという言葉に勇気をもらい、そこからは積極的に選考に進む方針に切り替えていきました。

一応ひと通り準備をした上で、いざ面接に参加してみるとこれまた散々な出来でした。(泣)その時は一生懸命に準備をしたつもりでしたが、後になって考えるとそれは準備不足以外の何物でもないということを実感しました。特にひどかったのが一番最初の面接で、面接官1人、学生は私を含め3人のグループ面接でした。聞かれた質問は「簡単な自己紹介」と「ガクチカ」の2つでした。自己紹介は特に問題なくスラスラと話せたのですが、練習をしたにもかかわらずガクチカを話している時に言葉に詰まってしまい、自分でも何を言っているのか分からないくらいに支離滅裂になってしまい、大恥をかいてしまいました。(涙)それでも「すいません、緊張で上手く言葉が出てきません」と正直に言って気合で乗り切りましたが、結局はボロボロの出来のまま終了してしまい、言いたいことの半分も言えていなかったと思います。自分で点数をつけるとすれば20点くらいの、本当に酷い有り様でした。そこからは自身に喝を入れ、メンターの方と面談を通して様々なアドバイスを受け、少しずつ改善していくように心掛けました。

5.反省と教訓

やる前から薄々気づいていましたが、やはり自分は話すのがあまり得意ではないと感じました。ただ、それを嘆いていても何も変わらないので、面接終了後のできるだけ記憶が鮮明なうちに良かった点と悪かった点をスマホのメモ等にリストアップし、悪かった点について改善方法を考え、それらの対策を徹底することで内容のブラッシュアップを図りました。

特に面接が得意でない方は、よく聞かれる質問の回答を徹底的に反復練習するだけでなく、「想定される環境となるべく同じ状態にして面接練習に臨む」ことが非常にポイントになるかと思いました。具体的には、現在多くの面接がオンラインで行われており、画面越しかつイヤホンを付けた状態になります。面接が得意な方はこれをする必要はないかもしれませんが、私のような人はオンライン面接を想定した練習時であっても実際に耳にイヤホンをはめて、話す声の大きさ含めて聴覚的にも本番と同じように練習する必要があると感じました。また、面接時に使用するパソコン、部屋、体の向きも同じように想定し、Zoom等を起動して画面に自身の姿を映すことで視覚的にもより本番の雰囲気に近づくため、より実践的な練習に繋がると考えられました。

皆さんはここまでしなくても大丈夫だと思いますが、出来の悪い私にはこれが効果的で、面接の回数を重ねても緊張はそれなりにするのですが、一番最初の面接のように大きく調子を狂うこともなく、それなりの水準にまでは引き上げられたのではと考えています。これだけのことで点数が少しでも上がれば嬉しいです。

上記のことを実践した上で何度も反復や質問に対する回答の改良を重ねていくうちに、慣れも加わり、少しずつ、少しづつ良くなって行くのが実感できるようになりました。余程面接になれている人や話すのが得意な人以外は、いきなり90点、100点の面接は無理です!このことは頭では理解していても、実際に失敗してしまったり、思っていたよりも上手く話せないと人により程度に差があるものの、やはりガッカリしてしまいますよね。しかしこれは余程優秀な方を除いて、私を含めた多くの人が避けては通れない道だと思います。最初は20点、30点、或いはそれ以下の出来であっても、ダメだった点を徹底的に分析して再度フィードバックして次の面接に臨むことを繰り返すことが重要だと感じます。そうしていくうちに35点、40点、45点、……とどんどんクオリティーが上がっていき、いつかは80点くらいには到達するはずです。この点については自身の行動あるのみなので、inteeのメンターの方や経験者の方のサポートを受けながら成長していくのがよいと思います。

6.最後に

皆さん、最後まで私の文章をお読みいただき、ありがとうございました。私が就活全般を通して学んだことは、失敗や改善点を見つけたら、それに対してどうすればより良くなるかを考え、それを実行に移して、何度も改良を重ね、次に繋げることでより良い結果を生み出すことができるという点です。これは就活に限らず、勉強や研究、アルバイトなどにも言え、さらには社会に出て仕事をする上でもこのサイクルが続きます。就活を通じて、これといったとりえのない自分に小さな成功体験を積むことができました。もちろん、お見送りという結果に終わった企業もありますが、失敗や成功から学んだ経験は社会に出てからも、どこかで自分にとって役立つ時がくるかもしれません。そういった意味では最初はあれだけのやる気のなかった就活も本当にやってよかったと思います。

また、今から就活を始める方、就活に苦戦中の方など、様々な状況にいる皆さんへ伝えたいことは、「絶対に何とかなる!」ということです。例えどんなに面接がうまくいかなくても、そこで諦めずに毎回点数を1点ずつでも上げる工夫と努力を継続すれば、必ず道は開かれます。つまり、「七転び八起き」の精神を忘れずにいることです。何とかならなかったら、その時はその時で必ず何とかなるものです。だからこそ、最後まで自分を信じてみてください。最終的には良い結果につながるはずです。皆さまの就活の成功を心よりお祈り申し上げます。

最後になりましたが、自身の専属メンターのintee粟倉拓哉さん、および従業員の皆様には心より感謝申し上げます。ありがとうございました。


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