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『方舟』夕木春央著 読了


読み始める時にはミステリとしてのハードルはかなり上がっていた。
高評価を多く目にしていたから、読む前からかなり妄想逞しく、様々な既存ミステリの結末が頭をよぎっていたと思う。
閉塞的な空間、限られた登場人物、すわ伏線かと思う箇所には敏感に反応しているつもりだった。
(…でもわからなかった…)

謎解きの場面がきた時には「キター!!」と興奮値が高まった。

…ああ、やられた…。

読み終えた瞬間から、張り巡らされた伏線が走馬灯のように蘇ってくるがあとの祭りである。

やられたー!!


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