体調が悪くなると見る夢がある。登場人物は限られている。逆に彼らが出て来ると調子の悪さを実感せざるを得ない。大抵、頭痛か体のだるさと共に起き出してるわけで、倦怠感が半端ない。夢が無意識と出会える場所であるならば、封印された意識の底には彼らがいる。特徴としては、あんなにおしゃべりな連中が非常に無口であるということ。またまた逆に、こちらが彼らに対して、かける言葉を持っていないということか。暇は怖い。体が動くうちはまだいいが、暇を持て余すと脳の暴走が始まる。病気とか虐められたとかの正当な理由のないひきこもり、何の気無しのひきこもり、ちょっと贅沢なひきこもりをやっちゃうと、無意識に殺されてしまうかもしれない。さて、心に蓋をして会話を避けている連中と、どう付き合えばいいんだろう。たとえ死んだとしても、同じ所には、入れて貰えないような気がする。それならば意地汚く生き残って、自分すらを認知できなくなるまで。

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