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家事、のち笑顔へ

 家事が嫌いだ。

 基本、したくないと思っている。

 料理は気分転換になるからたまにやるのだけれど、お腹がいっぱいになったあとの食器洗いは面倒で、シンクに二日とか、溜めているときがある。悪臭が鼻について、焦って洗う。

 洗濯も掃除も、週に一度しかしない。仕事が休みの日にまとめてする。掃除にいたっては、一部はロボット掃除機におまかせしている。

 本当は食洗機や自動調理鍋、乾燥機付き洗濯機も買って、家事完全機械化を目指したいくらいだ。でも、置く場所やお値段のことを考えて、ためらっている。

 ロボット掃除機だけは、これでしか掃除できない場所(ソファーの下とか)があるため、満を持して買った。

 休日にロボットがリビングの掃除をしてくれている間、私はベッドルームで音楽を聞いたり本を読んだり、好き放題している。あまりのありがたさに、ロボットなのに名前までつけてしまった。本当に、我が家に来てくれてありがとう、と言いたいくらいだ。

 こんな怠惰な自分でも、もっと丁寧に家事をしなくちゃとか、罪悪感に苛まれる夜がたまにある。料理が得意で綺麗好きな友人のSNSを見ているときとか、それは唐突に訪れる。

 でも、今のわたしが毎日元気に仕事へ行って、笑顔でいられる生活を続けるためには、ロボットとの家事分担、これが必要なのだ。

 同居人との家事分担で悩んでいる人は、ぜひロボットにも分担してもらうといい。

 きっと、日々の笑顔が増えるはすだ。
 

#家事分担の気づき

生きていく糧になります。本当にありがとうございます。