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【宮本隆の一問一答】虚無的な感覚を満たす解決方法

宮本製作所代表の宮本が社員からの悩み相談に答えていきます。

仕事・プライベートにかかわらず社員のみなさんの悩みが少しでも解消され、みなさんのより良い人生と更なる成長につながることを願って定期的に綴ってきます。それでは一つ目の相談に答えてきます。

【質問】
日頃のプレッシャーやストレスが強く、水商売やお酒などに逃げてしまう。
一時的な快楽で満たされるが、時間の経過とともに虚無的な感覚を覚え、満たされない。どのような解決方法があるか。(40代、男性・会社経営者)

【宮本隆の答え】

日ごろのプレッシャーやストレスは仕事から来るものだと思いますが、定期的に、仕事から離れて休み、リフレッシュする勇気を持つ必要があると思います。


仕事づくめでは、その疲労やストレスで、頭の働きも鈍って、仕事の効率が落ち、インスピレーションもわきにくくなり、感情や言動のセルフコントロールも難しくなります。更には、疲労・ストレスが積もってくると、長期的には、どこかで体を悪くしてしまう可能性、例えば、生活習慣病のリスクも出てきます。

最近の傾向では、メンタルの問題を抱える場合も増えてきています。そして、40代と言えば、働き盛りとはいえ、なにかしら老化現象を感じる年代です。長い人生は、マラソンのような長期戦ですから、目先のことばかりを考えずに、長期的な視点から、ペース配分をすること、時々休みを取ることが大切です。

また、精神的な視点からも、日常の喧騒の中にいると、それに流されて、結果として、同じことの繰り返し・惰性に陥って、視野が狭くなり、仕事を含めて新たな視点を得にくくなると思います。定期的に、少し立ち止まって、落ち着いた心の状態で、広い視野から、仕事やプライベートを含め、見つめなおしてみる機会は、重要だと思います。

一つのおすすめは、1日休みを取って、雄大な自然の中に行ってみることです。
運動にもなって健康的ですし、リフレッシュできると思います。欧米では雄大な自然の中に行くことによって、心身のリラクセーション、心の広がり、幸福感、免疫向上などの健康の増進、更には、脳活動の活性化が生じる、と言う研究があります(Awe体験と呼ばれます)。そして、こうして、普段とは心身の状態が変わり改善しますから、仕事に関する日ごろの課題・悩みに新たな視点・答えが見つかることも少なくないです。


なお、心理学的には、仕事にしてもプライベートにしても、その人が配慮できる範囲が広い方が、よりうまくいく、幸福になるという心理学の研究結果があります。
この配慮できる範囲が広いとは、より多くの他人のこと、より先のことを考える状態です。

逆に狭いとは、利己的で自分のことばかり、目先の損得ばかり考える状態です。そして、雄大で悠久の自然の中に行くと、それに連動するように、都会での日常の狭い視野や些細なことから解放されて、心の視野も、広く長期的なものになり易いです。

加えて、自然の中に行っても、日常のことが頭から離れないなどには、その中を歩いて体を使ったり、吐く息を長くした深呼吸などの呼吸法をしてみるといいと思います。体を使うことで、気分転換をはかるわけです。

以上。

株式会社宮本製作所
代表取締役社長 宮本隆

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