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【宮本隆の一問一答】親孝行について

宮本製作所代表の宮本が社員からの悩み相談に答えていきます。

仕事・プライベートにかかわらず社員のみなさんの悩みが少しでも解消され、みなさんのより良い人生と更なる成長につながることを願って定期的に綴ってきます。それでは一つ目の相談に答えてきます。

【質問】
自分の目標、自分のやることがあるにもかかわらず周りの手助けばかりに時間を割いてしまいます。
自己犠牲にもなるし、自分のやることから逃げているのではとも感じるのですが、どうしても自分の性格上うまくわりきることができないです。
(2年目女性)

【宮本隆の答え】
自分のことが出来ないために不満が生じる程、周りの手助けばかりに時間を割いてしまう背景には、他人に良く思われたいと言う強い気持ちが隠されているのではないでしょうか。

すなわち、自分のことをやりたいと言う気持ちと、他人の手助けをすることで他人に良く思われたいという気持ちの双方があって、後者が前者に勝っているために、今の状況があるのではないでしょうか。

この点についてしっかりと内省してみてください。

なお、こうした自分の性格上の問題、習慣化した傾向の問題を内省する時は、日頃の喧騒の中ではなくて、十分な時間を取って、静かなところで行うといいと思います。例えば、自然の豊かな場所に行くのも一つだと思います。

普段の毎日の喧騒と環境の中では気づきにくい自分の深層心理が見えてくる可能性があります。客観的に見れば、自分のことが出来ない程に周りの手助けをしなくても、大きな問題はないはずです。

気づかないうちに、そうしないといけないといった強迫観念めいた思い込み、こだわりがあるかもしれません。こうした思い込み、不合理なとらわれに自ら気づけば、自分を修正しやすくなると思います。

また、長期的に見れば、このままストレスをため込んでいると、今の自分に対する不満が、周辺に対する不満・嫌悪に転換され、何らかの衝動的な行動が生じる可能性が出てくるかもしれません。その職場を辞めたくなったり、周囲に感情的な怒りを発してしまうなどです。

そうなることを未然に予防するためにも、良く内省をしてみましょう。

以上。

株式会社宮本製作所
代表取締役社長 宮本隆

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