056佐藤Coco

ふざけたタイトルと緩い説明しがち

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最近の記事

素材・造形〜飛翔体&カタパルト制作完結編〜

 いよいよ飛翔体を飛ばす時が来た。目標は30cm。自信はない。  ここで改めて制作したものたちを紹介していこう。 1、飛翔体  この飛翔体は、Xジャイロというおもちゃを参考にして、なるべく薄いスタイロフォームを丸めたものである。これの回転を利用して前に飛ばすことができる(理論上は)。羽根は扇風機をイメージした形を4枚作成。 2、カタパルト  前回、カタパルトは弾いて飛ばすようにする予定だったが、やってみると思ったより飛ばなかったので路線変更。結局ゴムが最強なんだよな

    • 素材・造形〜完成から逃げるな編〜

       いよいよ制作最終日がやってきてしまった。今回は飛翔体作りに専念し、完成まで持っていく。  飛翔体を作る上での懸念点は、一番は本体の強度である。薄いスタイロフォームを円柱状にしただけなので、少しの衝撃でパキッ…とかなってしまったら終わり。どうにかして強度をあげたい。  まずは薄く切ったスタイロフォームをドライヤーの熱で曲げる。これがなかなか大変だった。何より熱い。冷房がぶっ壊れてるモデメ室でやることじゃなかった。  なんとかスタイロフォームを曲げることに成功し、一旦テープ

      • 素材・造形〜カタパルトの邂逅編〜

         今回はカタパルト制作をひたすら進めていた。カタパルトには、ダンボールとスチレンボードを使用。当初はダンボールだけで作るつもりだったが、強度を考慮してスチレンボードも使うことにした。  大きめに切り取ったダンボールを折り曲げて箱型にして、その側面にスチレンボードをはめ込む。上部を斜めに傾けることで、上に向かって飛ぶように設計した。  前方にバルサ材を差し込み、そこにバネ替わりのプラスチック板を重ねたものを装着した。これをグッと引っ張って跳ね返る力を利用する。  あとはこ

        • 素材・造形〜あと三週は厳しいって。編〜

           先に言っておくと、今回ほとんど進んでいない…なぜかって…?真空成型で使う型作ってたら二コマ分終わってたからです。嘘だと言ってくれ…。  ちなみに型はこんな感じ。同じ形を作るのってやっぱり難易度高い。これが翼になるんだなぁ。  バルサ材の曲面を綺麗にするのが上手くなったと思う。慣れてきた。  とりあえず次回はカタパルトを作る。あとヒモ買ってこないと…。

          素材・造形〜飛翔体、仮の姿お披露目編〜

           なかなか進んでいなかった飛翔体制作に動きがあった模様。タイトルの通り、飛翔体仮の姿が(8割くらい)できた。それがこちらだ。  雑さは目立つが、試作なので許容範囲だ。薄く切ったスタイロフォーム4枚を接着し、ドライヤーの熱で丸くした。4枚とも厚さがまちまちだったため、曲げやすさに差があり大変だった。完成品は均等に切ろうと心に決めた瞬間だった…。  これは真空成型で作った翼。イメージは扇風機の羽、のはずだが…出来がイマイチだった。カッターで切り取るより、ハサミを使ったほうが良

          素材・造形〜飛翔体、仮の姿お披露目編〜

          素材・造形〜試作すらできてないってマ?編〜

           はい。タイトルの通り、まだ試作すらできていない状況。これは非常にマズイと自覚している。さすがに。こんなこと言ってても仕方ないので、今回はひたすら試作用のバルサ材を切って削っていた。同じ形を何個も作るのってやっぱり難しい。  飛翔体とカタパルトのイメージがだいぶ固まってきたので、大きさなども考える段階になってきたが、試作品が出来上がってから詳しく詰めようと思う。イメージは前回と変わらずこんな感じ。  加えて、飛翔体の作り方についてだが、初めは円柱に削って中をくり抜くという

          素材・造形〜試作すらできてないってマ?編〜

          素材・造形〜Xジャイロをなんとか生かしたい編〜

           今回からいよいよ飛翔体とカタパルト作りが開始した。が、なんの構想もなく…このままではまずいと思い、以前YouTubeの動画で見かけた、「紙飛行機より飛ぶ」と謳われるXジャイロの作り方を見ながら、とりあえず作ってみた。  ちなみに、Xジャイロはこれ。  これを元に、クロッキー帳を一枚剥いで作ってみたのがこちら。  これ、投げ方によって飛んだり飛ばなかったりするんだよな。でも、角度と回転量次第で遠くまで飛ばせる可能性はある。私はなんとかこれを生かしたいのだ。  では、どう

          素材・造形〜Xジャイロをなんとか生かしたい編〜

          素材・造形〜段ボール無限耐久編〜

           段ボール、流石に知らない人はいないだろう。引越しで使うとか、ネットショッピングの梱包とか、スーパーではレジ袋の代わりに空き段ボールを使う人もいるだろう。  このように、「モノを運ぶための箱」というイメージが強い段ボール。今回はこの段ボールを使って、耐久チャレンジを行った。以下はその記録である。 1.段ボールについて○段ボールのパーツ名  段ボールは基本的に三層構造になっている。波のように細かく折り曲げられた中芯を、ライナーと呼ばれる2枚の厚紙で挟むといった構成だ。 ○段

          素材・造形〜段ボール無限耐久編〜

          素材・造形〜スチレンボードのカット楽しすぎだろ編〜

           スチレンボードは、誰もが一回くらい聞いたことがあると思う。さすがに。名前の通り、ポリスチレンが使われているものだ。今回は、このスチレンボードを使って、正方形の立体を作ったので、記録していこうと思う。 1.スチレンボードってなんだ? スチレンボードは、ポリスチレンフォームというポリスチレンを主原料とした発泡板のこと。建築物の模型を作るのに使ったり、住宅の断熱材として使われたりしている。断熱材って、スタイロフォームだけじゃないんだ…(前々回の記事参照)  発泡板が特殊な2枚の

          素材・造形〜スチレンボードのカット楽しすぎだろ編〜

          素材・造形〜日常に潜むスタイロフォームを語る編〈後編〉〜

           実は今回、前後編形式で記事を書いている。前編では、スタイロフォームの特性やら加工方法やら、基本的な部分について解説した。  今回は、前編で紹介したことを踏まえ、スタイロフォームの直方体から、飛翔体の試作を制作していく。正直、あまり考えていなかったので、他のみんなと違ったものが完成してしまったが、どうか気にしないでほしい。 1.形を決める まずどんな形にするのか決めないことには始まらない。今後制作する飛翔体のボディの参考になるように、とのことだったが、始めに言ったようにあま

          素材・造形〜日常に潜むスタイロフォームを語る編〈後編〉〜

          素材・造形 〜日常に潜むスタイロフォームを語る編〈前編〉〜

           スタイロフォームって名前、めっちゃかっこよくないか?あ、私だけ?そっか…。失礼しました。  気を取り直して…ヘッダーの写真の水色の四角がスタイロフォームだ。パッと見は発泡スチロールみたいな感じだが、これが我々の生活のどこに潜んでいるのか、また、このスタイロフォームの加工方法を解説していこう。 1.スタイロフォームってなんだ? スタイロフォームとは、ポリスチレン樹脂を主原料とする発泡体の断熱材のこと。主に住宅の断熱材として建材に使われる。  特徴として、 ・軽量である(水の

          素材・造形 〜日常に潜むスタイロフォームを語る編〈前編〉〜

          素材・造形 〜真空成型のイロハ大公開編〜

          真空成型…これまた初めて聞く言葉で…。字面からなんとなく「空気を抜くんだろうな」とは思ったが。 果たしてこの真空成型、どんな技術で何を作るのか、どんな道具を使うのか。ここで解き明かしていこうと思う。 1.真空成型ってなんだ?真空成型(Vacuum Forming)とは、簡単に言うと、 熱に強い薄い素材の板を熱して軟らかくし、原型に密着させて成型する技術 のことである。うーん、いまいちピンとこない。 この技術は我々の身近なモノにも使われているそうだ。例えば、卵のケース、コン

          素材・造形 〜真空成型のイロハ大公開編〜

          素材・造形 〜なぁ、ノギスって知ってるか?編〜

          正直、大学に入って初めて聞いた言葉、初めて見た道具だった。 分かりにくいよ、ノギスって名前。必要な画材リストに書かれていたこいつが、どんな形で、どう使うのかなんて想像つかなかった…。これを読んでる人も仲間であってほしい。 1、 ノギスってどんな道具? ノギスがどういう道具で、何に使うのか。ざっくり説明すると "定規では測れないようなより細かい単位で 物を測定するための道具” だ。見た目はこんな感じ↓ ペンチみたいな形だが、目盛りが付いていて定規のようになっている。こ

          素材・造形 〜なぁ、ノギスって知ってるか?編〜