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【軌道修正】誰に向けた記事なのか

noteを書き始めて一週間。
個人投資家の立場で金融や投資をテーマに書き綴っていたが、どうも腰の座りが悪い。そもそも誰に発信しているのかが分からなくなってきた。

単なるヒマつぶしとボケ防止だとこの先続けられそうもない。

そんな時にちょうど読んだ本が参考になった。

今年1月1日に亡くなった経済評論家のヤマゲンこと山崎元氏の遺作『経済評論家の父から息子への手紙』

昨年、大学入学とともに成人した同氏の息子に宛てた本だ。働き方やお金に関することを中心にご子息に伝えたいことをまとめている。本を読んで久しぶりに涙ぐんだ。

山崎氏は業界やスポンサーに忖度しない立場で個人投資家に人気があった。

その見識や経験は、テレビでテキトウな妄言を繰り返す自称評論家やジャーナリスト、保険販売員と化したFPやポンコツアクティブファンドの代表などとは比べるべくもない数少ないホンモノだ。

これまで投資にあたり自分も参考にさせてもらったし、亡くなる一週間前までnoteに記事をあげていて、投資ではなく死との向き合い方についても考えさせられた。

死を覚悟して綴った本は誰に忖度することなく息子に語り掛けている。

自分にも息子がいる。
まだ学生なので少し早いかもしれないが、山崎氏に倣って息子に伝えたいことを残そうと思う。それが他の誰かの役に立てるのであればそれも嬉しい。

山崎氏は東大卒で息子も東大に入学している。
自分も息子も頭の良さは比べるべくもないが、そこは気にする必要はない。

そもそも山崎氏は自身の身銭では投資してなかったそうだ(その代わり個人事業主としてリスクを負っている)

別に競うわけではないが、身銭を切って市場リスクに身をさらしてきた自分だからこそ伝えられることがあるはずだと思う。

息子が成人になり働き始める頃にはAIの技術は更に発展しているだろうし、なかなか大変な時代になっているかもしれない。

しかし日本が資本主義陣営に所属する時代が続いているならば、金融と投資について理解しておくことは無駄なことではないはずだ。

だからと言って経済や金融の仕組みをイチから語ることはない。そういったことは普通に本や新聞で学べばよいと思う。

過去一週間で書いた記事も内容は変えないが、息子に宛てることを考えて書きぶりは修正しておこうと思う。

ヒントをくれた山崎氏に感謝するとともにご冥福を祈りたい。

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