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対面販売は危険がイッパイ

1日早いがペーパーアセットの残高と配当の月イチ備忘録にナル。
ただ、備忘録だけではツマラナイと思うのでいつものように最近身近であったことを記事にしようと思う。

記事の内容はタイトルのとおり。
主人公は君の祖父母、自分にとっては義理の両親にナル。

長年自営業を続けてきて先日お店を閉めたが、義理堅く情に厚く、真面目で善良な人たちだ。しかし昭和を生きてきた高齢者にありがちなハナシで、銀行や保険会社、大手企業などを妄信する傾向が強い。

以前自宅に訪問営業をかけてきた某信託銀行の営業からブラジルレアル建てのリスクと手数料がバカ高い投資信託を買わされたことがある。

その時は、たまたま気がついた君の母親から相談を受けて自分が商品内容を説明して解約してもらった(結構なマイナスになっていた)。

そして今回は通信キャリア最大手のショップで問題が発生した。(君にとっての)祖父母は80歳を超える高齢者であり、通話とメール、LINEくらいしか使わないため一番安いスマホを買いに行ったはずだった。

ところが5~6時間も拘束されて帰宅した彼らは使わないWifiやら、アダプターやら、今まで使ったこともないクレジットカードや、明らかに高齢者には不要な備品、割高な画面保護シール、絶対使うことのないAmazonプライムやその他もろもろのオプションてんこ盛りの契約をしていた。もちろんスマホ本体も高い機種だ。

ちなみに彼らはそれらがなぜ必要でどう使うのかを理解していないし、クレジットカードを申し込んだという認識すらない状態だ(自分も80歳超えた年金暮らしでゴールドカードを申し込みできるのを始めて知った)

仕方がないので君の母親が解約に行くと責任者である副店長が対応して可能なものだけなんとか解約できたのだが、店を出る間際に副店長を名乗ったニンゲンが実は義両親に売りつけた担当だと分かり憤慨していた(シレっと担当者に注意しておきますと言っていたらしい)

自分は以前から金融機関との対面取引きはとても危険だという話を何度か記事にしている。そして自分の記事を裏付けるように、少し前の日本経済新聞の記事には仕組み債で大損した高齢者が裁判に勝って資金の一部を取り返した記事が出ていた。

ちなみに売りつけた証券会社の社員は出世して栄転していたとも書かれてる。客をカモにするような金融機関の販売方法は今も通常運転のようだ。

しかしこういったハナシは残念ながら投資の領域に限ったハナシではなく、最初に挙げた携帯ショップを含めて対面販売の多くの現場で聞くようになった。

昭和の頃にも同じようなハナシはあって、着物屋、毛皮屋、宝石屋、絵画販売屋など対面販売の店(カイシャ)の多くが、市場価値のない高額な商品を信販会社と組んで言葉巧みに消費者に売りつけていた(もちろん今でも生き残っているカイシャもアル)

それがいつからか、以前はそれなりに信用をウリにしていた名の知れた企業や金融機関が信用や信頼を逆手に取った商売をするようになっている。

顧客としてはもはや日用生活品以外の対面販売はこれらのリスクを常に考えないといけない時代なのかもしれない(もちろんすべてが無茶な売り方をしている訳ではないのは承知している)。

銀行に行けばボッタクリ投資信託を買わされ、郵便局や保険ショップでは過剰な保険に入らされ、車を車検に出したら傷つけられ、携帯ショップやPCショップに行けば不要なサービスに加入させられ、リフォーム屋は不要な箇所まで工事したりする。

裏の世界ではSNS投資詐欺やオレオレ詐欺、トクリュウなどの犯罪が問題になっているが、オモテの世界も法に触れないギリギリの商売が数多く跋扈しているのが現実だ。

そして彼らがカモにするのは高齢者、情報弱者そして世間知らずの若者と相場が決まっている。きっと君も社会人になると遭遇するだろうから気を付けることだ。

カモられて投資資金が減るのではモッタイないからな。

さらに最悪なのはういった商売をしている企業に入社してしまうことだ。そういった企業は以下の記事のように顧客に損をさせてこそ一人前とみなされ評価され出世していく。

君が将来何を目指すのか、何になるのかにあまり口を出すつもりはないが、弱い立場の人を情報格差を利用し詐欺まがいの商売をするのは止めてもらいたいと心から願っている。

ここからは9月末時点の配当金と残高情報のハナシにナル。
米国の利下げ、日本の利上げ、石破新総裁の誕生など様々なイベントにより為替や株価、金相場などが大きく振れることが多くなってきている。

11月の米国大統領選挙に向けて今後も神経質な展開が続くダロウ。

しかし平凡でポンコツ投資家の君の父親は、これまでどおり淡々とインデックス投資や一部の優良株への投資を淡々と継続していくだけだ。

2024/9リスク資産
2024/9配当金実績

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