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【実録】コンビニの募金箱に1万円札を入れる②

本記事は以下の記事の続きです。

※この連載では、1万円をコンビニに募金する習慣を6か月間続けたら、本当に周りから争いごとが無くなり、しかも金回りも良くなるのかを検証していきます。


いざ、実行へ

前回、1万円はヤバすぎるということで、
「まずは1000円をコンビニレジ横の募金箱に突っ込んでみよう」と決意した筆者。


それを実行すべく、
仕事を終えるや否や自転車での帰り道コンビニに走った。



その日は運悪く夕方からゲリラ豪雨で、雷もゴロゴロなっている。
まるで私の募金を必死で止めようとしているのか、あるいは祝福するかのような雨と雷である。



びっしょびしょのかっぱ姿で自転車を店の前に停め、セブンイレブンに入店した。
午後7時15分のことだ。

一番近所のコンビニがセブンだったからだ


実録!!これが人間の浅はかさだ!

入店して一番最初ににやったことをそのまま書いていく。

まず咄嗟に、レジに可愛いギャルがいないか確認してしまった。
#浅はかすぎる


これは本能的なものなのだろうか?1mmも抗うことはできなかった。
我に返ったときには既に確認してしまっていたのだ。

1000円も募金するのだから少しでも誰かに見てほしし、あわよくばかわいいギャルが見ているその目の前で募金したいという考えだろう。


我に返った瞬間自分は「なんて浅はかなんだ・・・」と思った。


いや、新たな発見だ。
1000円札を募金箱に入れることを決意することによって、また自分の中で新たな発見があったということで良しということにしよう。


店内をムダに彷徨く30代男性

が、残念ながらレジに可愛らしいギャルはいなかった。
というか店内にいるのは男だけだった。

いつもはこのコンビニこの時間帯、レジはギャルで溢れ返ってるのに。
残念すぎる。別日にするか?


いや待て、
これこそ神の采配か。

これこそが神の与えた試練なのだと理解した。
すかさず十字を切る。南無三。


やはり今ここでやるしかない。
Don't think. Just doだ。

問題発生

しかしここで新たな問題が発生する。

仮に「齢30を超えたビショ濡れのかっぱ姿の男性が、募金をするためだけにレジに揚々と近づいてきたのち、むんずと掴んだ1000円札をその透明なケースに入れてそのまま帰った」
とする。

するとレジにいるお兄さんに「なんだこのキチガイ笑」と思われてしまいそうと考えた。
#あさはかPart.2



それは嫌だ。
なんか恥ずかしい。

仕方ない、何か買って、そのついでにさりげなく募金するしかない。



特に買うものもなかったのだが、
ふと目についた「カスタードプディング(おすすめ)」を妻の分も含めて2つ手に取った。

#本体価格190円(税込価格205.20円)


レジでの一部始終

プリンを2つ持ったびしょ濡れのかっぱ姿の30代男性がレジに近づいて来る。

レジにいたのは大学生アルバイト風の兄ちゃんだ。


プリンを2つレジに置いた。
レジのお兄さんはプリンを手に取りバーコードを読み取り始める。

またもや問題発生

愚かな、この状況下でさらに新たな問題が発生していたことに気づいた。

筆者はかれこれコンビニでの支払いに財布など取りだしていないのである。


最近はApple WatchのQuick Payを使っているため、
筆者の支払いはスマートかつスピーディなのだ。
これが裏目に出た。


しかも財布はかっぱの下のズボンのポケットの奥底にある。

これでは、
1000円札を財布から取り出して募金箱に入れる時間なんて1秒たりとも確保できない。

「まずい、時間を稼がなければ。」


レジのお兄さんはレジ袋はどうしますか?とかなんとか言っている。
これにも早く回答しなければ。

「完全にキャパオーバーだ・・・!」

普段レジでもたついている人を見るとイライラしてしまうがゆえに、自分がそのもたもたしている人になってしまうと焦ってしまう。
#あさはかPart.3

機転

筆者は咄嗟に左手でスマホを取り出し、
と同時に右手でレジ機の「クレジットカード」ボタンを押し、
スマホケースに収納していたクレジットカードをセブンのレジ機に挿入した。


「よし!これで時間が稼げる!!!」
クレジットカード認証で数秒は自然な時間を過ごせるハズである。
我ながら機転が利いた行動だ。自画自賛といったところか。
#あさはかPart.4



まもなく、私はかっぱの下のズボンのポケットから財布を取り出し、
その中から1000円札を掴んでそれを4つ折りにした。

よどみない。
何度もイメージトレーニングを重ねた無駄のない動きだ。
「私1000円募金するの今日が初めてです感」を出したくなかったのである。
#あさはかPart.5



もはや物語は最終局面を迎えた。
ついにこの1000円札は、透明な募金箱に投入されるのを待つばかりとなった。


募金した

4つ折りの1000円札が募金箱に近づいていく様子はスローモーションに見えた。


その頃一方、レジ機はクレジットカードの認証を終え支払いは無事完了。
眼前にレシートが排出されている。
#413円


と同時に、場面は「募金箱のフタに長細く空けられた穴の直上」だ。


私は右手指先の筋肉を開放した。
すると1000円札は透明な箱の中に静かに吸い込まれていった。



レジのお兄さんがぎくりと身をふるわせたのが視界の端で見えた(ような気がした)。
#あさはかPart.6


退店する

私はレジのお兄さんから袋に入ったプリンを受け取り、
逃げるかのように店を出た。




やった。
1000円募金した。
「1000円札をコンビニの募金箱に入れる」を実行に移すことが出来た。。。






にしてもすごい雨だな。。。。。






つづきます。





最後までご覧いただきありがとうございました。
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