夢の中の世界。 no.3 浮いた床で夜のお茶会

浮いた丸い床。
そこにひとつの丸いテーブルと、椅子が2脚。
少し離れた場所にある窓のそとは夜。
だけど、まっくらじゃない。
星がまたたいて、きらきらと明るい夜。

仲良しのミナと今日は夜のお茶会。
テーブルにパステルカラーのマカロンと、サクサクのクッキー。
あとはお気にいりのカップに入った紅茶。
いつもの落ち着く味だけど、少しだけお花の香りをいれてみた。

ふたりで図鑑をみている。
ちいさな動物からおおきな動物。
みどりの植物や、カラフルな植物。
みたことあるものから、みたことがないものまで。

こんな動物がいたら、癒されるわね。
でも、こういう動物がいてくれたら頼もしいよ。
カラフルな植物が身近にあったら、なんだかワクワクするかな。
ね、ここにこう生やしてみようよ。
いや、小さなかわいらしい葉っぱがいいよ。ここに置いてさ。

今日はいい天気ね。
お星さまがよーくみえる。
ねえ、お空にも世界は広がっていると思う?
どんな?
こうやってお話できる場所や、走り回ったりする場所、お菓子をつくったり、本を選べたりする場所。
お空にある世界も、ここと変わらないのね。
ううん、ちがうの。ふわふわしてるの。みんな行きたいところに行けて、つながりたい生き物どおし、ものどおしがすぐにつながれるの。
お話も地面も、おかしも、みんなやわらかくて、あまいの。
そっかあ。
あったらいいね。
うん。あったらいいな。

このマカロン、おいしいね。
このポット、かわいいでしょ。
この椅子にこんなクッションが置いてあったらすてきかな。
このお花の色がすきなんだ。
ね、こんどはこの色のワンピースをお互いきてこようよ
それで、お絵かきもしようよ。
そのときはあの図鑑をもってきて。
それで、、、、、

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