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ストレスと独り身とホテル暮らしとー フォースシーズン【第7回・有給使って帰省編《香川県宇多津~岡山県総社》】

 『四国水族館』をもうちょい彷徨う。生物の観賞にそろそろ飽きてきた小僧共は、ここで偽物と触れ合って親に金を出してもらうコーナー。

 屋外に設置された小型の水槽には、近所の河川に棲んでそうな連中が。亀の甲羅は人間で言うところの『あばら骨』……そんな雑学を知ったが、ならば、甲羅の割れ方で複雑骨折単純骨折の区別が生じるのかな?

 私はアカハライモリ飼育経験済。個人的な見解だが、とっても愛らしいのだよ😊 目が悪くて、すぐ目の前にあるエサすら認識出来ず、口に接触して初めて丸呑みする食事スタイル……そこがまた可愛い☆

 イルカショーの現場。今は閉幕して休憩中。すぐ側が瀬戸内海で、陸地にまた小さな海が形成されてイルカが遊泳している……人のエゴが産んだ複雑な光景。

 でか~~い!! 説明不要ッ!!

 そしてぇ、この『四国水族館』のトップアイドルを御紹介ー

 くうぅぅぅぅぅ!! きゃわいいいいいいいいッッッ💘

 写真では伝えきれない表情の豊かさがあり、ずっと二匹でじゃれ合う様子を見てると、どんな人でも口角が緩んでデレた顔になっちゃう。コツメカワウソの可愛らしさは魔性😆

 テンションが十分上がった状態で最後のルートに入れば……そこには子供達を狙ったトラップの数々が。だらけきった表情のヌイグルミに見送られながら、この愉しい水族館を後にする。

 おお~~! ものすごく久し振りの『瀬戸大橋』だ! この四国と中国地方をつなぐ巨大な橋、上を一般車両が通り、下には線路が敷かれて電車が走っている。思い出すなあ……学生時代、就活で香川県のド田舎の企業に電車で向かうハズが、間違って特急に乗ってしまい、瀬戸大橋を通過して岡山県に行ってしまった……大事故である。

 瀬戸大橋の傍のパーキングエリアで軽く昼食タイム。

 讃岐ざるうどん¥360。揚げ玉をたっぷり投入していただきます。讃岐うどんはとにかくコシが強く、喉越しが良い。食べ終えた時の満足感が大きいのだよ。

 瀬戸大橋を渡って岡山県へ。メジャーな倉敷へは向かわず、ひたすら小高い山と田畑の中を巡って向かった先はー
 『日本一のだがし売場』。約2500㎡の敷地に約5000種類の駄菓子がひしめき合ってる甘い修羅場。ものすごい客数で、小雨が降ってるにも関わらず行列が発生してる。しかも、現地に来て初めて知った……土・日・祝日は入場制限のため入場券が必要とのこと。ネットで予約するのが通常で、この場で発券するとカナリの待ち時間を要してしまう……うん、残念ながら撤収ッ!!

 本日の愛人へ向かう前に御立派な寺社仏閣に立ち寄る。やたらと広い敷地にまばらな参拝客。どこからか聞こえてくる読経。基本的には静寂。

 黄金の金剛力士像。オリジナルを直に観覧したことはまだ無いが、どうして金色に? 正直、趣味が悪くて下品。隣でチョコンと座ってる野良猫も呟いてる……
 野良:「金色にしていいのは、いなばのだしカップだけだニャー🐱

 扇子型のおみくじとはオシャレ。良いセンスだ(扇子だけになぁ😆)。そして、『護摩木』とな? ああ、アレか……弟が銅線盗んで「♬おっととっとムショだぜ♪」って歌ったアイドルか。

 適度に御参りをした後、本日の愛人に到着する。

本日の愛人『国民宿舎 サンロード吉備路』である💙

 ここまで愚直に横長の旅館・ホテルは初めて見た😅

 フロントが無駄に広い。が、旅路で疲弊した旅行者にとっては優しい空間になる。

 コンビニ兼お土産屋さん。フロントと同じフロアにあったので中の様子を伺うと、地方色が非常に濃い物品が並んでた。

 岡山県と言えばコレ。県内のドコに行っても何かしらの『きびだんご』が売ってる。¥780。

 入室。一目瞭然の年季の入り方。決して汚くはないが、全体的に色褪せる様がハッキリと感じられる。

 古めのビジホ仕様を少々広くした感じ。シンプル過ぎてもう少し優雅さが欲しいところ。

 客室からの眺望。近辺に商業施設は全く見えず、広々とした田畑と小高い山々があるのみ。典型的な陸の孤島。地方のド田舎において、自家用車無しでは生活が成り立たないエリア。

 さて、タコさんの轢死体せんべいでも食べながら一服しようかな。


 今宵はここまで。
 次回に続くー

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