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乗り物が好きな理由



僕は見ての通り乗り物が好きで、乗り物+女の子の絵を描いてるわけなんですが

きっかけは小学生の頃からいろんな乗り物(クルマ・バイク・自転車など)が好きで僕が高学年のときスーパーカーブームというものがあって、その影響でポルシェやランボルギーニなどの絵を描き始めたのが始まりでしょうか。(その後バイク雑誌の読者ページにイラストを投稿するようになります)

ただ、絵のモチーフになる乗り物と実際自分が乗るやつとではちょっとギャップがあって、僕がまず手に入れた乗り物(5段変速の自転車)で何をしたかというと、ただひたすら小学校の学区の外へ脱出するっていう違法行為。(笑)

僕が必要としてたのは、徒歩よりも遠くへ行けてゆっくりでもいいから山も越えられて、簡単には壊れない乗り物でした。

端的に言うとひとり旅がしたかったわけです。

高校のときは「三ない運動」で卒業までバイクに乗れなかったんですがそのころよく片岡義男さんのバイクが出てくる小説を読んで、ずっとバイクで旅に出たい欲を温めていました。特に好きだったのが「ときには星の下で眠る」という作品で、なんていうか突き放したような物悲しさが作品全体を包んでいて、後に僕が描いた「恋ヶ窪★ワークス」やMr.Bikeに掲載された短編なんかはこの作品の影響を色濃く受けてると思います。

僕にとっての乗り物はすごいスピードでどこか遠くへ連れて行ってくれるものじゃなく、2人(1人と1台)で協力し合ってトラブルを乗り越え、そんな壮大でもない笑い話程度の冒険をともに体験できる道連れだと思っています。


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