書評を書きました

ここ2年近く、博士課程に入ったあたりの頃から関わらせていただいているウィリアム・テンプル財団HPの書評欄に、クリストファー・ピアソン『次の福祉国家とは何か:コロナ後におけるイギリスの社会福祉』への書評を書かせていただきました。

ピアソンの元の本が学術書なので、それゆえに書評も専門用語を使って論じることは避けられず、なので正直のところ、そんなにサラッと読める内容ではないとは思います。とはいえ、論文ではなくあくまでも書評なので、なるべく多くの方々に読んでいただけるようがんばったつもりです。その手の分野、福祉国家論や社会政策論に興味がある方、ぜひお読みください!ピアソンの本書での基本的なメッセージは明確で良い意味で単純、一本線が通っているので、なるべくその点に集中してご紹介したつもりです。

本書で取り上げられている「ユニバーサル・ベーシック・インカム論」や、今後の教育のあり方を提言し若者を応援する「社会投資論」は、まだまだ世間ではあまり知られていない考え方ですが、今後の社会政策におけるオプションの1つとして知っていて損はないです!

個人的には、この書評を書いている時、とても楽しかったです。そしてなにより、ここまで仕上げられたのはクリス・ベイカー教授のご指導のおかげさま、ありがとうございます。

みなさまからの感想なども、お知らせいただければ励みになりますし嬉しいです。

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