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街宿MILLEの日常ダイアリー 7月の②

昨週末に、悪天候下で日本アルプスへ学校登山をした話を聞いてうちの主が「プンプン」しています。登山常連さんにはこちらから連絡して予定の変更、調整をしている主としては、ガイドもつけずに学校予定を優先した先生方の判断におかんむり!というところでしょうか。
 
下界の天候ではなく、標高3000mという山での天候を把握すること。天気予報の結果だけではなく、天気図から風力、風向、雨の状況も予測し、まずは安全第一に。そんな過去の教訓がまったくいかされていないと感じたのは主だけではないかと思います(中央アルプスで十人以上の死亡事故になった学校登山の記録を伝える石碑が下リンク)。

☆レジャー(leisure)とパスタイム(pastime)

さて、私たちが良く使うレジャー(leisure)という和製英語は、本来の意味としては「暇」ということなのだそうです。確かに、欧米の人たちって「暇」を楽しむことが出来ますよね。グータラしている幸せ。仕事から解放された時間。これが leisure。

で、一方。日本人に代表される東洋系の方々は、休日でも予定をきっちり詰めて、あくせくと動きます。これは本当は Pastime という娯楽の意味がある言葉を使うのが正しいようですね。

「ま、インバウンドなんて造語作っちゃうやついるくらいだから」
 
と主は、頭良いんだか悪いんだかわからないそっちの人々がどうこうでなく、自身の顧客を見つめることが大事(そこがニーズの入り口)と言ってますね。「世界最高レベルのグータラ企画とかは、まずそっちの人に通らない。ファクトを受け入れない」んだそうですが、だからズレるとも。
 
で、うちの宿は?と聞くと「趣味みたいな感じ」なんだそうです。顧客がどうこうではなく、この伊那という地域の窓口。郷に入れば郷に従うようなことを楽しめる人が来てくれればいいという「場」なのだそうです。
 
そして、意外とそんなスタイルが時代にもあっているんですかね? 最近は20代、30代の来客ばかりになってきてますし、女子率も相当高いんです。「若い女性がこない!」とかいってる方々は、主に学びにくればいいのにと思います。

*楽天の口コミ6件で☆5というのがちょっと自慢です。


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