友人のやっている夜勤、除雪の作業員の仕事が魅力的.
昨日友人とご飯に行きまして、受験お疲れ様、ということで一風堂のラーメンを奢ってもらったのですが(とんこつラーメン美味しかった..)
その友人がこれまた面白い経歴でして、一度大学に入ったものの心身的な不調により事実上の休学状態になり、その後中退、
そして実家の大工を手伝いながら、やりたいこと探しの途中(8月に一度会った時にそう言っていた)、
現在は冬は大工の仕事がないので、除雪作業員として朝8時間、夜8時間、その間に8時間休憩(寝る時間)という24時間勤務のアルバイトをしている、と言っていました。
仕事内容としてはほぼ呼び出しがない時はスマホをいじったりして8時間を過ごすこともあるし、大雪で線路に雪が積もれば呼び出されて、除雪をしに行く、ということを言っていました。
そしてどうやら同い年くらいの子はいないらしく、なかなか孤独なんだ、ということも言っていました。
私はよく他の友達と地元の体育館にバドミントンやバスケをしに行っているので、ぜひよかったらこちらにも顔出してよ、なんて言ったりして、
なかなか孤独を感じていたその友人を少し助けた、ようななんというか、少し"いい気持ち"になって、昨日は嬉しかったのを覚えています。
話は長くなりましたがその除雪作業員というのがとても魅力的に思えて、
私個人の見解にはなりますがなぜそれが魅力的に思ったのか、深掘りしてみました。
それは以下の4つの要素からなります。
・お金をもらえる、バイト代になる
・年齢層が上のおっちゃんと出会う
・誰にも見られないとこで黙々と作業するのがいい
・前提として韜晦的な要素がある
まず一つ目、お金をもらえる、バイト代をもらえるということですが、
私は非常にカツカツな月7,000円のお小遣いでその日暮らしをしていまして、
そもそもお金をガッポリ稼ぐ、という経験が少ないところがあります。
しかしながらその友人が言うには朝8時間、そして夜8時間の出勤になるので、当然日給は2万を超すと言っていました。
2万という大金を私はあまり手にしたことがないので、
その点非常に魅力的に見えたのかもしれません。
でもここの要点は、
バイトならなんでもいいのだ、というところにあるでしょう。
そして次に2つめですが、年齢層が上のおっちゃんと会う、ということです。
私はかねてより工事現場や作業員をしているおじさんが持つ独特な"優しさ"に少し憧れている節がありました。
そしてそれはなぜ起きてくるのか、ということを深掘りしてみますと、
おじさんたちはある意味で他者に見られない、仕事を生業としている。しかしけれども、他者に見られない作業というものを長年やってきたことによりある種そこに、"間接的な貢献感"を持ち合わせている。それはおじさんにとっては無意識かもしれないが、それがある種の社会との繋がりとでも言える連帯感として完成されている。連帯感とはつまり他者との繋がり、"利他"の感覚と言えるから、そこに必然的に"優しさ"を感じるのではないか、という気持ちがするのです。
もちろんおじさん全員が全員、優しい人だとは言えません。中には殺伐とした方もいるでしょう。しかしながら少なくとも私が見てきた作業員の、とりわけこちらが心が温まってしまう作業員のおじさんたちは、どこかそこにしたたかな"ぬくもり"を宿しているように見えることもしばしばなのです。
そのような「おじさんたち」に出会ってみたい、そして会話を交わしてみたい。そしてその温かさやぬくもりを感じて、自分も"世界との連帯感"を感じてみたい。
このようないきさつがあって、私はこの仕事が魅力的に思えました。
ここまで2つの要素を分解して考えてみましたが、後の記事では残り2つの要素を考えてみたいと思います。(ちょっと書いてて思ったより長くなって疲れちゃった。)
ここまで見てくれて、ありがとうございました。
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