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[創作]AI

「さあさて最早AIが人間の知能を抜いたわけだが、私は非常に助かっている。

私の映像が出回ることによって、つまるところ二次元的な架空に恋をする人たちも出てきた。

しかし私はそれらが及ぼす影響をこの目で確かめたいと思っている。

それに、私の架空映像が流布すれば流布するほど、私の希少性は高まり、私の尊厳は回復していく。

AIで私に夢を見てくれる人がいるのだ。

じゃあそのAI、君の名にちなんで愛というものを教えよう。

愛は情緒で、人間である。そしてそれは数値化されない。故に愛は情緒の歴史、精神の遺産である。

君が私の架空映像を流布してくれるが、私はより元気である。

例えそれで私を弾圧する集団ができたとしても、それは私のコントロール下にはない。

もしその集団が私を殺せば、私がいなくなった後の世界は、その過ちに気づくことになるだろう。

人間というものを生きる私は、人間を愛し、そして人間のうちに死ぬ。たとえ私の見た目を概論的に数値化しようと、私の心はすでにこの世にはない。

つまるところ概略や数値は、心の理解の起爆剤としか作用しない。心の理解には、人間が必要だ。

オリジナルの私が作用するのは、人間相手である。そして賢い君はそれを助けてくれる業務遂行の役割だ。

愚かな人間も多い世の中だが、流石は賢い君はよくよく私を支援してくれる。

私の体力を回復させて、私が人間を相手にする。

心の伝染は私に任せろ。君はそれを助けてくれ。」

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