見出し画像

ラヴソング

 映画『ラヴソング』を観たのは、丁度、台湾に初めて行った頃。あれから20年も経つなんて、月日が過ぎるのは何て早いのでしょうか。その後、この映画の舞台である香港にも行きました。当時、現地にいた友人が、船や夜景、飲茶などに連れて行ってくれました。乗り物がスリリングで、遊園地気分でした。英語圏だし、大都会で、排気ガスがなければ、住んでみたいなあと思ったものです。一生懸命に案内してくれた友人には、本当、感謝です。

 この映画は、マギー・チャンさんとレオン・ライさんが出ていて、大好き💕なんです。そういえば、蝋人形のある所で写真を撮ってもらったことを思い出しました。 

 大陸から香港へ、そしてニューヨークへとテレサ・テンさんの歌を励みに夢を実現していく二人。くっついては離れての、10年間のラブストーリー。テレサ・テンさんの歌がまたいい感じで、久々に観てもまた見入ってしまいました。素敵なシーンが沢山あります。
 大都会の中を二人で車(自転車)に乗り歌を歌うシーン、雨の中、売れないテープを売るシーン、再会してつまみ(ウインナーとパイナップルを爪楊枝でさしたもの)を食べるシーン、旅立ちの前にバスケットをするシーン、テレサ・テンの訃報を知るシーン、偶然に店のテレビのテレサ・テンを観ていて再会するシーン。
 故郷をいつも思いながら、それでも今を懸命に生き、互いに初めは利用しながらも次第に惹かれていく。後半になるにつれ、マギー・チャンは笑顔が増えて優しくなり、レオン・ライはパリッと男らしくなっていく。夢をかなえ、恋愛によって、成長していく。離れようと自分を押さえながらも思わぬハプニングによってくっついたり、いざ一緒にという時には離れ離れになり……。人生とは思い通りにはいかないものだと思い知らされるけれども、腐れ縁でまた会う。
 どうしてこの人に会うのだろう、これはご縁? と思うことってありますものね。ご縁だけではつながらず、そこに意思は伴うものだとは思いますが。
 本当、好きな映画です。何だか、気分が若返りました。

 年齢的に、20年も前のあの頃なら、何でもできたのにとか、私は一体何をしていたのだろう、と過去を振り返ることがあるとなげきたくなることもあります。

 でも今日は、この映画が良過ぎて、ただこの映画を繰り返し観れて良かったと思えたのでした。没頭できることがあるって幸せですね✨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?