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パリオリンピックのレスリングの見どころ。グレコローマンスタイル

パリオリンピック、レスリング競技は8月5日〜8月11日に行われます。
今回はグレコローマンスタイルの出場選手の解説をします。
ただ、僕はフリースタイルの選手やったので、グレコローマンはそこまで詳しく語れないのですが、わかる限り情報を載せておきます。
とりあえず、これ読んでおけばグレコローマンの観戦もバッチリぐらいにしておきます。
足を触れないのに相手が飛ぶ不思議な競技、人間だけでタワーオブテラー、グレコローマンも観戦しましょう!

60㎏級 文田健一郎選手

画像はレスリング協会から借りてます。
保高先生ありがとうございます。

前回の東京五輪に引き続き、60㎏級は文田くんが代表となります。東京五輪準優勝。東京五輪予選では太田忍くんとバチバチでしたが、パリ予選でも国内予選でかなりのバチバチを制して代表を決めました。
文田くんの魅力はまずはソリ投げです。文田くんは背中が特に柔らかいのでソリのキレが半端ないですが、僕が個人的に気持ち悪いと思うのは、相手をクラッチしてないのに投げれるところです。どこでセットしてるのかマジでわかりません。刃牙に出てたガーレンよりそってます。
ただ、最近はソリ投げを警戒されてて、文田くんと試合するのに胸を合わせる選手が減ってきていますが、それに合わせるように恐ろしい首投げが待ってます。
グランド技も安定してて、日本のグレコローマンを引っ張ってくれる選手です。是非応援しましょう。

67㎏級 曽我部京太郎選手

67㎏級は曽我部くんが戦います。日本人がグレコローマンでも当たり前のようにオリンピックを決める時代になりました。
2020年に高校生だった曽我部くんが文田くんを10-14だったかな?とりあえずめっちゃ文田くんを追い込んでたのを覚えてます。
投げ技も仕掛けが速くて強烈ですが、グランドがとにかく得点率が高いです。去年の世界選手権では東京オリンピック王者のイラン選手もコロコロ転がすし、投げるしで、疑惑の判定がなければ完全に勝っていた実力があります。
この前に行われたランキング大会でも世界王者のキューバ選手と7-9でした。これも終盤まで勝ってたので、オリンピックで優勝しても不思議じゃないと思います。
相手めっちゃ軽そうに持ち上げるんで、その顔も見てください。

77㎏級 日下尚選手

77㎏級はうどん県から、腰が強いと豪語する日下くんが出場します。
日本人が77㎏級で枠を取っただけでも快挙すぎるのですが、日下くんはこの前のランキング大会で、この階級の世界王者を含む世界王者経験者3人に勝って、このオリンピックでは第一シードを獲得しています。もうトリプル役満ぐらい出来てます。
日下くん相撲をしてたのが効いてるのか、スタンドで海外選手に押し負けないのが強みです。グレコローマンは、前に出ている選手に審判が攻撃権をくれるルールになっているので、試合のペースを掴みやすくなります。
グランドからのリフト技も上手ですが、日下くんはグランドの守り方もとても上手です。後、接戦でめっちゃ勝ってるイメージあります。腰が強いが僕はイメージつきませんが、粘りはめっちゃ強いんで是非見てください。

まとめ

僕がグレコローマン詳しくないので、技術や展開を網羅するわけにもいけませんが、代表選手全員が世界トップレベルであるのは間違いありません。
我々がこのレベルに差されたり、寝技に入った場合、どれだけ暴れても持ち上げられて安全に投げられます。誰でも無料でビッグサンダーマウンテン。
上半身だけで人間を持ち上げたり、転がす、押すことに特化した達人が集まる競技です。
すごい技術が目白押しです。グレコローマンも応援してください。

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