週刊アサギラボ #19

4/29~5/5の振り返り。

応援タオル実証実験

5/5に静岡のヤマハスタジアムにて、糸センサーを使って応援パワーを可視化させる「応援タオル実証実験」が行われました。

私はこのプロジェクトの「センサーから送られてくる値を使って映像を変化させる」というグラフィック部分を担当しています。
約1年ほどさまざまな場面で実験を続けていましたが、今回はジャパンラグビー リーグワン2023-24 DIVISION 1 第16節ホスト最終戦という今までにない大きな舞台をお借りいたしました。

試合中に行うのではなく、試合開始前にお時間をいただき今回の試合のスポンサーであるLTS紹介枠にて「スポーツ×テクノロジーsupported by SHIP」として短時間でしたが実験を行うことができました。

タオルに縫い込まれた糸状のセンサーが、タオルを振ったりねじったりすることで発電機の要領で電気信号を生み出し、それをサーバー経由でPCにデータとして送られてきます。
たくさんタオルを振れば振るほどゲージが上がっていき、ゲージがMAXになると特別なエフェクトが表示されます。

画面に表示させるゲージなどをデザイナーにデザインしてもらって、私はそれをパーツごとに分解してアニメーションに置き換え、データの変化で動くようにプログラミングしました。
TouchDesignerでノードを繋いでいくことをはたしてプログラミングと呼んでいいのか…コードを書くわけでもないのに…コードが書けたらもうちょっとすっきりとしたコーディングができるなぁと思うのでそのうち挑戦してみたいです。

当日は25度の快晴。実験にはもってこいの良い気候でした。

作った映像が大きなビジョンに。グリーンバックで作成した画面をHDMIでビジョン制御担当のPCへお渡しして、カメラ映像と合成していただきました。
そのためカメラ部分との境界にブラーや光彩が使えないという制限があり、炎などのエフェクトがカートゥーンスタイルとなっています。

私がもともと映像制作に光彩やレイヤー効果を全く使わないスタイルだったので、今回デザイナーさんから画面レイアウトのイメージ画をいただいて、そのPhotoshopデータで使われていたレイヤー効果をAfter Effectsで真似して作るたびに「こんな効果つけられたんだ!」と新たな発見がたくさんありました。自分で全部作ると自分のできる技法で作れるものしかイメージできないので、たまには人のデザインを映像に起こしてみるものですね。

余談~GWの浜松旅行~

今回の日程がGW真っ只中の5月5日ということで、新幹線やホテルや夜ごはんのお店もだいぶ早くから予約していました。人多いだろうなーと。

前日から現場入りして調整を行うため4日の朝に新幹線で広島から浜松まで向かったのですが、その道中浜松の知人より「お祭りがあって混んでいるので気をつけて!」と教えていただきました。
お祭り?

なんと5月3~5日、広島ではフラワーフェスティバルが開催されている期間に浜松では浜松まつりという年に一度の大きなお祭りが開催されていたのです。

大きな屋台を市中引き回してパレードのようなものが行われていました。
予約していたホテルも夜ごはんのお店もこのパレードエリアの真ん前で、とても賑やかな夜を過ごしました。

屋台引き回しと一緒に聞こえるのはラッパ?まるでカープのナイターを彷彿とさせる音楽があちこちから聞こえてきて、初めて聞くのにどこか既視感のある不思議な気持ちになりました。とても楽しかったです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?