先日東京・新宿のSOMPO美術館で開催中の『ブルターニュの光と風 画家たちを魅了したフランス<辺境の地>』を見に行った。
行ったのがぎりぎりだったので、東京での開催はもう終了してしまったが、各地に巡回予定。
福島県立美術館:7月1日(土)〜8月27日(日)
静岡市美術館:9月5日(火)〜10月22日(日)
豊橋市美術博物館:2024年3月1日(金)〜4月7日(日)
同時期に上野の西洋美術館でも『ブルターニュ展』を開催していたが、先に鑑賞して、記事も書いている。
西洋美術館の展示のほうが、知名度が高い画家の作品が多かったが、SOMPO美術館の展示は、また一味違い、構成もよく練られているように思った。
写真もほとんど撮り放題だったが、あまり撮りすぎると、後で整理が大変になるので、1周目はただ見るだけにし、2周目に、これぞと思うものだけ撮影。
1周してから必要だと思ったらオーディオガイドも借りてみようと思ったが、説明も詳しいので必要ないかな、と思いパス。
まずは概略。
入り口付近に、作品リストと一緒に簡単な地図も置いてあったのはありがたい。
全体は3章に分かれている。
説明は、主にジュニアブックレットから引用。
第1章 ブルターニュの風景-豊饒な海と大地
この作品はパンフレットにもなっていてインパクトが強い。
実物はサイズも大きく、かつ詳細に描かれているので圧倒される。
説明を読んでびっくり!なことが。
溺れそうな女性を男性が助けているのだとばかり思ったが、これは男女ではなく、父と息子。しかも息子はすでに息絶えている。そう思ってみるとそう見えるが、知らないほうがよかったか。
これはポスターにもなっていて、わざとらしくてちょっとねえ、と思っていたが、実物を前にすると意外と心穏やかに鑑賞できる作品だった。
第2章 ブルターニュに集う画家たち―印象派からナビ派へ
この作品は撮影不可だったので、ジュニアブックレットから。
以前にも見たことがあるけど、やはりいいものはいい。
第3章 新たな眼差し―多様な表現の追求
今回1番のお気に入り。実物はもっときれい。
ピカソと交流があったとのことで、もちろん影響を受けてはいるのだけど、ブルターニュらしさがあっていいかな。
お土産は、いつものジュニアブックレットと、つい、ケルトの本も買ってしまった♬