見出し画像

TOEIC LR990点満点を達成した模試の使い方(リーディング編)

高嶺の花を目指すことになったキッカケ

7年前に受験した、新形式になって初のTOEICテストのスコアは985点でした。

もちろん、そこに至るまでが正直1番大変でした。「英語上達完全マップ」(ベレ出版)を盲信し、大学4年間は英語の勉強しかしない日々でした。
※それについてはまた別の記事で書こうと思います。

「もうこれ以上(=満点)は無理だろう」

そう思い、しばらくはTOEICから遠ざかっていました。本業である、英語の講師として、教材研究や授業準備に時間を割くことにしました。

ところが去年の夏の終わりに、ある出来事がキッカケで、自分の英語力をブラッシュアップしようと考えました。そこで、今までに1度も受けたことがなかった英検に挑戦することにしました。

4技能を評価してくれる資格の方がイマドキはいいし、TOEICであと5点を取るために(しかも昔より難化してるというのに)時間を費やすのはナンセンスだと思った結果です。

それに、自分のバックグラウンド(プロフィールをご参照ください)的に「満点」は絶対無理だと思っていました。

戦略的に準備をした結果、英検1級には無事に合格できました。もちろん、英語上達完全マップで鍛え上げた英語力があったので、短期間でそれも1回で合格できたのだと思います。

とはいえ、英検1級は「1発合格はかなり難しい」と聞いていたので、もう少し時間がかかることを予想していました。

Twitterでも述べたとおり、英検1級は素晴らしい資格試験だと思います。

自分自身、合格証書を受け取ったときはとても嬉しかったです。

合格証書を入れる額縁まで買って、今でも机の上に飾って眺めています。

しかし

なぜか、自分のどこかに満たされない気持ちがありました。

英検1級&TOEIC985点

そうです。せっかく取った英検1級が「英検の最高峰」なのに、TOEICが釣り合っていないような感じがしたのです。あと5点が単純に気になる。普通に考えたらもう十分な気がするのですが、どうもしっくりこない。もしこれが

英検1級&TOEIC990満点

なら、たった5点でも、全然見栄えが違う。やっぱりカッコイイ!

短絡的な理由かもしれませんが、「かっこよさ」を求めていただけです。

ただ、最終的な決定打は「とげまる」さんの存在でした。

このnoteをご覧になっている方で同氏のことを知らない人なんていないでしょう。

英検1級合格を目指して情報を集めていた頃に存在を知り、陰で同氏のストイックさにモチベーションを揺さぶられていたのです。

つまり、僕がTOEIC満点を目指すことになった理由は「かっこよさ」と「憧れ」という単純なものです。

しかし、ほとんどの人が結局同じ理由で満点を目指しているのではないでしょうか?

あと5点のための作戦を練る

英検といいTOEICといい、ある程度のレベルを超えると試験対策というより、英語力そのものを高める必要が出てきます。

自分はyoutubeで英語系のチャンネルを観ることはほとんどないのですが、TOEIC満点を獲得するための方法を探したところ、モリテツchの森田先生の動画を見つけました。

森田先生曰く、「圧倒的英語力でねじ伏せる」ことが満点取得には必要とのことでした。

この言葉は今でも自分の胸に突き刺さって離れない言葉で、完全に賛成です。

しかし、英語上達完全マップを完成させた自分の中では、正直「英語力そのもの」を上げていく手法にある程度の限度を感じました

それに、英検1級を取得した直後だったので、自分の中での「英語力そのもの」は以前より高くなっているのではないかと思ったのです。

試しにどのバージョンか忘れてしまいましたが、家にあった公式問題集のリーディングを解いてみたところ、やはり以前に比べてスラスラ解けるようになっており、7年前とは違うという確信を持つことができました。

そして、間違えた問題を分析したところ、「これ、TOEICを知ってしまえば間違えなかったはずだよな」というミスが圧倒的多数だったのです。

ここで、あと5点を詰めるには英語力を「漫然と」高めていくより、テストスマートになることを目指した方がより早く満点を達成できるのではないかと考えました。

まずは量・質を担保した模試演習を開始しよう、そう決めました。

なお、「元々985点だったんだからそりゃいけるでしょ」と思う方もいるかもしれませんが、ネットで少しでも調べてみてください。みなさん口を揃えて言うことですが、

あと5点の壁がめちゃくちゃ高いのです。

個人的には僕のやり方で行けば今現在、960点くらいの方でも満点は狙えると思います。

ただし、以下の点には要注意です。

  • 満点が出るのは1回切りで、2回目は間が空くかもしれない

  • 英語力そのものを鍛える学習はまだ並行するべき

「マグレだ」と言われないよう(あるいは自分で思ってしまわないよう)、出来たら連続して複数回満点を取りたいですよね。自分はその考えでした。

英語力そのものを鍛える勉強で1番大事なのは

ここから先は

3,347字 / 1画像

¥ 150

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?