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『孫と暮らし始めた』シニア助産師の心得①

新境地に立つ。
いよいよ、ヤット、なんとか、、、。

10年来の想いは、
二転三転のプロセスを経て、
取り敢えず実現した。 

口癖の様に呟いて来た『一人暮らし』
自分の居場所。
プライベートスペース。
未知の体験。
新天地への夢。

助産師を『生業』として
なんと四十二年が経過していた。
職業として
『開業助産師』を志した私の人生。

女性が、
母へと育ち始める場面で、
開業助産師は、

ほぼ、
一対一の付き合いを
自然体で開始する。
母と子の関係性が樹立するまでの
支援をさせてもらう特権を保有する。

助産師冥利に尽きる。
と、助産師人生を振り返って思う。

ところが。
我が子育てについては、
全く、関わり浅く
母に丸投げだった。

今更のようだが、
助産師として多くの女性が、
母へと育ち始める場面に直接関わり、
母子のコンタクトが上手くいくようにと
様々、手を貸してきた。

『子育てのスタート』は、
産まれた子にとっては、
産ぶ声を上げた瞬間から始まる。
一方、育てる側は。
お産の疲れも癒えぬ女性と
感動冷めやらぬ男性とでは、
かなりの温度差の中スタートする。

コレでもか!と、
追い打ちをかけらたと
感じる女性も多い。

平和なスタート。
穏やかなスタート。
身体疲労を抱えたシンドイ中での
育児スタートも結構多い。

何百人、何千人にもなる
育児を始める女性たちの姿は、
涙なくしては語れない。
観ていると神々しさすら感じる。
助産師として、
この瞬間がとても好きだった。

感動と、疲労と、痛みと、そして
不安と僅かな期待、
自信など持ち合わせる事は、
まず、無い状況の中で始まる。


出産直後から始まる

『未知の体験』に期待を持つ人も。
兎に角、
初の体験続きの育児。
開業助産師として、
初の育児体験を伴走することを
生業としてきた。

お互い初対面の母と子。
初めての触れ合い。
初めての授乳。
抱き上げる腕の感触。
トツキトオカの後の対面とはいえ、
初めて我が子を抱くときの
抱きしめる感触の頼りなさ。

様々な育児のスタート場面を見てきた。
抱き上げかた。
ハグの仕方。
授乳のテクニック。
おむつの替えかた。
言葉の掛け方。
あやし方。

泣き始めた新生児の泣きを
一時的に止めるテクニック。
安全な安定した抱っこの仕方。
首の座るまでの頭の支え方。
パパの安心出来る抱き上げ方。
いざと云う時に役立つ腕の回し方。

パパの初仕事、
沐浴場面では、
裸ん坊の赤ちゃんの抱き方、
安定した身体の保持方法。
ベビーバスでの安全な支え方、
入れ方、洗い方、抱き上げ方などなど
事細かな一挙手一投足に至るまで。


ところで。

我が子への手の掛け方は?と
振り返ってみると。。。
助産師として?
一人の母として?

自分の子どもたちには、
子育てに関することは、
何もしてこられなかった。

自慢する事ではないが、
コレは事実で、
懺悔の気持ちは未だ
拭えきれないできたのだ。


ところが、
今回の一人暮らしのスタートは、
私にとって、
遠く離れて暮らしてきた
『孫達との生活』の始まりでもある。

孫たちと暮らしとは?
『次世代の孫達の思春期』
に関われるチャンスが、
ここにきて始まったのだ。

         続く。

#子育て
#孫
#お産直後
#ストレス







いま風に
ググってみると。
【エゴ】とは、
正に、大当たりだった。






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