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親愛なる・・・

親愛なる父。
2005年6月9日。
2ヶ月分のレンタルの金額について
ハーレーディーラーショップの
ボスと超激しくやりあってくれた父。
もはや口論。


「キヨシ、半額にして貰ったからな」

「・・・サ、サンキュー😱💦」
心の中で
(まじか……すげ~……すげ~よ……😅)
上の写真は貴重な3ショット。
父が居なければ俺は6~7回に渡る、
北米ハーレー旅を実現出来ませんでした。
(父と会う前は車移動の北米旅を6回)
本当に有難う。
貴方とも盛り沢山の
素晴らしい思い出があります。
それは何兆円、何十兆の金を積み上げても
買うことが出来ない代物。
一つ一つが目映い輝きを放っている、
素敵な思い出です。
有難う。

親愛なる相棒。
貴方とはこの時に初めて出逢いましたね。
この日は俺が人生で初めて
ハーレーに跨がった日でした。
貴方はハーレーの中では小柄ですよね。
でもその後の旅では
強靭な心臓を御披露目してくれました。
灼熱の砂漠、木が生い茂るARKANSAS州、
永遠に真っ直ぐな道なのか……と思わせる、
半端なく広いTEXAS州を
一緒に走り抜けてくれました。
季節は真夏。
乗り手も暑かった、いや熱かったです(笑)
デスバレー国立公園も行きましたよね。
あそこはギネスブックに載るそうで。
いや、でもまさに死の谷でしたよ。
移動手段が徒歩だとしたら😱……
バイクだから悠長な事を言っていられるだけで……
恐ろしさしかありません・・・
この旅も日焼けが半端なかったです。
会う人会う人、全員が心配する程(笑)
UTAH州では生きたまま
オーブンに入れられて焼かれて調理される
ロブスター🦞の気持ちが解りました(笑)
でも貴方は乗り手の俺を最初から最後まで
故障やトラブルも無く終えてくれました。
本当に些細な故障も無く、です。
これは奇跡に思えます。
その後も北米の大地に呼ばれ、
貴方の兄弟達に跨がり、
何回も何回も
あの素晴らしい大地を旅する事が出来ました。
貴方の兄弟分の中で
一番体躯が大きい馬にも乗りましたよ。
動く応接間みたいに豪華な馬でした🤭
2005年の旅で知った貴方達、
ハーレー族の凄さ。
2005年の旅。
帰国してすぐに貴方と同じ型式のハーレーを
探しました。
1年掛かりましたが何とか見つけられました。
色は違うけど、同じ製造ラインで作られた馬。
購入して色々な手続きが終わり、
日本仕様のナンバーが付いた貴方。
日本仕様は凄く違和感ありますね(笑)
違和感満載です(笑)
俺は再び出逢えた喜びで興奮気味でした。
すぐに帰宅して洗車。
「これからよろしくな😁✌️
 去年おまえの兄弟分と長旅してたんだぞ~。
 あいつの色は綺麗なラメのメタリックブルーでな、
 一緒に14000キロ走ったんだ。
 すっげ~楽しかった!」

あれから19年。
俺も歳を取るわけだよ。
相棒は相変わらず
キラキラしながら佇んでいるけどさ。
そう言えば9時間
雨に濡れながら走ったこともあったね(笑)
あれは和歌山の熊野神社参拝の帰り道。
それにしても
最近は仕事に時間取られちまってさ、
あまり乗れてないねぇ。
沢山の信号や車が嫌いっつうのもあるんだ😓
走るなら荒野を走りたいよね~。
それにしても・・
一緒に走れる時間も
段々と先が見えてきたって訳で。
いつまで俺は元気でいられるかね~・・・
今後肉体を失って俺が魂だけの状態になったら、
相棒は一緒にそばにいてくれるのかな・・・
(心で相棒とコンタクト)
うん。
大丈夫。
居てくれる。
いつまでも一緒だよな、相棒。











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