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私が体験したとても微妙な怖い話(たぶん怖くない)

私には霊感はありません。
母には霊感があり、子供の頃から色々なモノが見えていたようでそういう話をよく聞かせてくれましたが、私には遺伝しなかったようです(笑)

霊感はないけど怖かった出来事や、我が家にまつわる不思議な話をします。

では行こう!



微妙な体験①幻聴?

まぁ普通ですわね、幻聴って。
子供のときから「声が聞こえた気がする」なんてことが時々あった。シャワーを浴びている時に浴室の外(つまり脱衣所)から声が聞こえた気がしたけど誰もいなかった、などという話です。こういう、声が聞こえた気がするって事は何度もあった。たぶん気のせい。みんなもあるよね。


微妙な体験(?)②男性の声

割と新しい話で、多分今年。これはホントに怖かった。

夜に自宅2階の自分の部屋にいたら、隣の部屋のドアのあたりで男性が話している声がハッキリ聞こえた。なんと言っているかは分からないが、何かそこそこ長文を話していた。父かと思ったが冷静に考えてみると父は1階にいるので父ではないし、一人っ子なので男兄弟の声でもない。そう気づくと冷水をぶっかけられたかのようにゾッとして怖くなって、ビビり散らかした私が1階に降りて家族に話すと、「外で誰かが話している声だろう」と言われたが、これまで外の声があんなにハッキリ大きく聞こえたことはないので絶対外じゃないと思うのだ。ドアの外で男性が話している声をハッキリ聞いたのだ。あんなにハッキリ聞こえたのは初めてだった。ちなみに声がした方を怖々確認してみたが当然誰もいなかった。後で母に見に行ってもらったがやはり「誰もいない」と言われた。絶対いたってー!という私の恐怖も虚しく未解決事件として迷宮入りしています。なんだったのか未だに謎。


微妙な体験③深夜の物音

父は深夜に1階で太鼓の音を聞いたことがあるそうだ。
私はよく、深夜に2階の自室でベッドの中にいる時に1階のリビングからと思われる物音を聞いた。冷蔵庫の製氷機は間違いなく音を立てやがるので、氷が落ちる度に「ゴトゴトゴト!」とそこそこ大きい音を立てるが、それ以外でドンドンドン……という足音やガタガタという物音がよくしていた。1階にいる時は聞こえず、2階に行ったら聞こえるので不思議だった。もしかしたら隣家の人の音かもしれない。どちらにせよ今は聞こえない。


(追記)
微妙な体験④勝手にドアが開く

昼の2時過ぎ頃、部屋に1人でいたときのこと。勝手にドアが音を立てて開いた。私の部屋のドアは立て付けが悪いのか開閉時にドアと枠(?)が擦れるような音が鳴るのだが、その音を立ててドアが数センチ勝手に開いた。誰か来たのかと思ってしばらく待ってみたがどうやら誰もいない様子なので部屋を出て確認してみたが、やはり誰もいなかった。
窓はわずかに開けていたが位置的にも窓の開き具合的にも風で動いたとは考えずらい。シンプルにびっくりしたけど、その後また部屋に戻ったのであった。


番外編:母の話

霊感ありありの母からは色んな話を聞いた。
なのでエピソードをいくつか紹介する。
(実質この記事でまともな心霊話は母の話くらいだ)

・ある人のお墓参りに初めて行った時、墓石の場所が分からなかったが「こっちこっち〜、こっちだよ〜」と呼ぶ声がして、声の方へ行くとその人のお墓があった。母いわく「呼ばれた」らしい。(この時は父も一緒にいたので「いやぁ〜本当にすごかった」と小学生のような感想を述べている)

・若い頃、母の実家の壁にかけられている先祖の写真が血の涙を流している夢を見て嫌な感じがしたので、母親(私の祖母)に電話して仏壇はちゃんとしているか、お墓参りはしているかと尋ねるとしていなかったらしく、母がちゃんとやらせた

・階段に小さな男の子が座っているのを見てからすぐに妊娠が発覚したので子どもは男の子だと思っていたらしいが、実際は男の子のような女の子だった(私)
※1人目の子どもを流産しているので階段の少年は生まれてくるはずだった兄かもしれない。

・私が子どもの頃、2段ベッドを使っていた時、母と2人でドアに頭を向けて寝ていたせいか、毎晩2人のおばあちゃんが並んでこっちを向いて正座していたらしい。ベッドの位置を変えるとパタッと出てこなくなったそうな。

他にもいろいろ聞いたけど、エピソードはこのくらいにしておきましょうかね。

母は我が家の廊下でよく霊とすれ違っていたらしいのだが、霊というのは場所を問わずどこにでもいるようだ。そして誰の家にも霊はいるけど通りすがりの霊ばかりなので大抵は何も悪さをしない。子どもの頃は少し怖かったけど、何も悪さはしないと分かっているので、かつて生きていた存在が通りかかっただけだと思えば怖くない。


おわりに

霊感って遺伝すると言うけど全然しなかった。まあ、視える人はハッキリ見えすぎて苦労するらしいし、ない方がいいのかもね。

でも母は昔から勘が良くてそれに助けられている節は大いにあるので、霊感はなくとも勘の良さは必要だなと思う。

かくいう私は勘も悪いし運も悪い。
やんなっちゃうよ〜もう〜。

おわり。

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