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友達ゼロ人で親戚も兄弟も居ないけど平気だと思ってたけど、全然平気じゃなかった。

ひとりでも平気だと思ってきた。
でもあるとき、それは本心ではなく強がりだったんだと気づいた。

私は友達がゼロ人だし一人っ子。
祖父母もその他親戚もいない。
それは両親2人ともの家が訳ありで変な人ばかりで、両親は自分の家族とトラブった挙句実質絶縁状態にあるからだ。

私は何の関係もないのに両親のせいで生まれた時から両親しかいなかった。仕方ないと思いつつも、正直親が憎い。生まれた子供に祖父母も親戚もいない子供になることは分かっていたはずなのに、なぜ生んだのか。子供のことを考えなかったのか。そう思って理解に苦しむし憎いけど、こういう人間として生まれてしまったことは変えられないから仕方ない。

学校の友達がおじいちゃんおばあちゃんや、おじさんおばさんの話をしてるのを聞くと必ず悲しくなった。私もおじいちゃんおばあちゃんに可愛がられたかった。祖父母の家に行って、おじいちゃんおばあちゃんにお菓子を貰ったり話をしたりしたかった。でもそれは叶わない夢だった。誰にでも当たり前のようにいるそうと親戚がいないなんて……。

友達がいないのは必然かもしれない。なぜか分からないけれどそんな感覚がある。
その場その場では友達がいたけど、卒業するともれなく縁が切れる。不思議なもので人の縁とは非常に薄いのだ。

兄弟もいない一人っ子なので両親が死んだら私は終わる。天涯孤独になる。そうなったらもう死ぬしかない。どうやって生きていける?誰にも何も言えないのに。
親戚は生きているようだが全く付き合いがないし会ったことがない人の方が多いので、仮に両親が死ぬ前に親戚に手引きしたりして両親の死後に何が手助けしてもらうことがあったとしても頼ろうとは思わない。だってこれまで知らんぷりだったじゃん。まぁそんなことも多分起こらないけれど。

そんなわけで至極孤独な女になった私。
「独りでも平気」
そう思って生きてきた。
学校で朝から帰るまで独りで誰とも話さなかった時期もあったし、死にたくて仕方なくても誰にも言えなくて苦しんだ時期もあった。就活のとき周りは簡単に志望先に受かって内定者特有の余裕をあからさまに私に見せびらかすなか、自分だけ書類選考すら通らずマジで死にたいって悩んでたときも誰にも言えなかった。とにかくどんな時も独りだった。何も誰にも言えず、どんなときだって全て自分一人で抱え込んできた。

それでも平気だと思っていた。
人は1人で生まれて1人で死んでいくものだ。
「あなたはひとりじゃない」なんて言葉は大嘘だ。人は生まれた時から死ぬまでずっと本当は独りなのだ。

でも、独りでも平気ではないことに気づいた。強がっていただけだったんだ、と。年々感じる。「寂しい」って。特に冬は辛い。寒さが孤独を増幅させるからだ。

人生で持つべきは、兄弟でも夢でもなく友達だと思う。家族に言えない悩みを言える友達が必要だ。相談できる相手が必要だ。私にはそういう人がいないから、何があっても誰にも言えなくて毎回孤独を痛感するし、なんでこうなったんだろうと思うし、1人で悩むしかないのが辛い。

私は遊びに行くときもいつも1人。
映画も1人、カフェも1人、ショッピングも1人。隣の県へ遊びに行くのも1人。1人って自由だけど寂しいよ。初めは1人でも平気って思ってたけどやっぱちょっと辛い。絶対友達と行った方が楽しいもん。だけど私は過去にいた友達を思い返しても、誰一人として心を開けなかったし気を許せなかったから、多分誰といてもリラックスできないんだよね。それが問題。

そう、私の問題はそこにあるのだ。
心を開けないこと、これは地味に問題だ。

私は人を信じられない。
裏切りや嘘ばかりで信じられなくなったからだ。人間なんてずる賢い生き物を信用する方が難しい。

それから私は怒れない性格だ。何か嫌な事を言われても数回は我慢するせいで、多分相手はそれを言ってもいいんだと勘違いし、また同じことをする。でも私は内心怒っているので、何回目かでついに怒る。すると相手が私を避けるようになる。という感じで大抵は友情が切れる。内心相手に対して、『怒るまで分からないなんてこいつアホか』と思っているが、すぐに意思表示をしないこちらにも非があるのだろうなと思う。何も考えずに喋ってる相手が悪いとも思うのだが。

適切な怒り方が分からないから、嫌な事を言われても我慢して笑って誤魔化すし、不愉快でも我慢する。何より怒ることはエネルギーを要するのでしんどいのだ。生きてるだけで精一杯の私に、怒るエネルギーなどない。でも人間だし根はどちらかと言うとキレ症なので毎回かなりムカついているのだが、その時はその場の雰囲気を壊したくないとか、今怒ったら友達関係が壊れるかもとか思って怒れない。それで我慢し続けた結果いつか爆発してしまって、なぜかこちらを不快にした向こうが悪いのに私が避けられるという理不尽な事態になる。爆発と言っても、かなり抑えて怒っているのに。

多分私は死ぬまで孤独から抜け出さないんだと思う。人を信じられない人見知りで、特に美人でもなく有能でもなく、むしろ無能でネガティヴすぎるしありえないくらいモテないので、このまま死んでいくんだと思う。そう思うと何も楽しくないし、余計に生きていたくなくなる。この話をしだすとまた自分を死に損ないとしか思えないという話に飛んでしまうからやめておこうと思う。

まぁとにかく、孤独は辛いって話です。平気なフリをしてただけで、本当は全然平気じゃなくて辛いし寂しい。話を聞いてくれる人がいたらどんなにいいか……と何回思ったか分からない。でも誰もいない。だから今後も私は今までと同じように孤独に苦しみながら生きていくのだろう。死ぬまで抜け出せないのだろう。そう思うと余計生きていたくなくなるけれど、死ぬまでは生きねばならないので大変です。

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