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わたしのツインレイストーリー㉑

彼の住む地域に行くことを、彼に伝えることができた。

「忘れてた」の言葉がひっかかっていたけど、なんとなく気持ちが通じあえた気がして、私の頭の中は、あの人に会えることで頭がフル回転していた。

会って何を話そう。

ふたりでまた会える。

今度はお昼から恋人同士みたいにゆっくりどこかに行って、デートらしいデートがしたい。

妄想が止まらない。

私の頭の中は、またも、お花畑の形相に見舞われていた。

私のハートはだいぶオープンになって、彼に乙女爆走なLINEをした。


「いつ電話できるか、あたしずっと待ってたのに!」
「次に会う時○○くんにクレープおごってもらお!」

恥ずかしさなんて微塵もない。
とんでもなく素直でかわいらしい私だった。


彼「わかった!笑」

彼「予定決まったら教えて!」

あの人からの返信も軽やかに感じた。

ふたりのリズムが合ってきている感じがしていた。

離れなきゃいけないと感情を押し込めて、ぐるぐるから抜け出せなかった、この数ヶ月を振り返る。

彼と会える予定が立つことが、こんなにも私をパワフルにさせ、味気なかった生活が、みるみる色鮮やかになっていく!

これから彼に会うまでの数ヶ月、このウキウキした感情で、私は楽しくやっていけるんだ!

あの人と会えると考えるだけで、やっぱりこんなに違うんだ!

ああ!よかった。
本当によかった。

素直な私になれてよかった。

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数日後の4月下旬。

今日送ろう。と思った。

急に、この日がいい!と思う日程が浮かんで、仕事も都合つきそうだし送っておこう。

「6/15に行こうと思ってる」

なぜこんなに急いで日程を決めたのだろう。

急にその日がいいという考えがおりてきた感じがして、直感で、日程を送った。

今送らなければと、思った。

何の気なしに、その日が絶対にいいと思った。

私のふわふわとワクワクは、異常という感じでピークになっていた。


7月でもよかったけど、早く会いたい。
できるだけ早く会いたい。

あの人もきっと早く会いたいと思ってくれているはず。




数時間後、
あの人から返信がきていた。

急いで見た。



「地元に帰ってるかもしれん。」



あの人からの返事は
想定と違っていた。

当然のように
OK!みたいな返事が返ってくることを予想していた。

そして、都合がつかない理由や説明もなく、
ただ「地元に帰ってる」というだけの
一言だけの返事だった。



ピークに達した超ポジティブだった私の心が、
いきなり置いてけぼりになって

怖いくらいに膨れあがったイメージに、突然シャッターがおろされ、遮断された気がした。


これから過ごしていけるはずだった、私の楽しい時間が、奪われた。と感じた。


私を想う気持ちがあるなら、他の用事を優先するだろうか。。。

その日付近で何かがあったとして、そっちの方が大事なの?

私に会いたくない?

もしかして。。。
私は拒否されている?

。。。。。

。。。。



忘れようと追いやっていた「連絡忘れてた」が、私の頭の中と心の中に響いてきていた。


浮かれているのは私だけなのかも知れない。。。

あの人は、私に会えることを、そこまで喜んでないのかも知れない。

本当に地元に戻らなければいけない大事な用事があるのかも知れないと、
今の私は冷静に考えられるのだけど、

その時の私は、もうダメだった。

もうダメだ。と思った。

あと少しのところなのに、つながろうとできない私がいた。


細い糸をたぐり寄せる
わずかな気力さえも
涌いてきてはくれなかった。



その夜

私はあの人のLINEを既読のまま
返事をすることができず、

あの人とのLINEを開いたまま眠っていた。




翌日の朝。

「そうなんだ。」
「わかったよ。」

「またそっち行ける時あったら言うね。」


がんばれなかった。
へこたれてしまった。

起きたてのベッドの中、
私は落ち込んだまま



そう返事を送っていた。

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#ツインレイ








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