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わたしのツインレイストーリー⑲

彼に電話をしてからの私は、
自分がどうしたいのか、毎日シーソーのように気持ちが行ったり来たりしていた。

思うように自分自身に集中できず、曖昧な心境から脱出できず不安がつきまとっていた。

なかなか浮上できないということは、間違えてしまったの方に舵をきってしまったからかも知れないと、考えたりもした。

私の精神は安定感を失い
認知症の母に辛くあたってしまう。

5分おきに母が玄関の鍵の確認している音が、私を追い詰め、神様!母さんを黙らせて!と心の中で叫んでいた。

そんな中

彼のインスタのフォロー欄から、古い方のあのこのアイコンが外されていることを知った。

フォロー数は減ってなかったのに、私は気がつくことができた。

なぜか芸能人のワタナベナオミさんを新しくフォローしていたので、フォロー数は以前から変わらないのに、
私は、アプリ用のあのこのアイコンが彼のフォロー欄から消えているのを見つけた。
彼が1年くらい前からフォローしていたもの。


私のモヤモヤに、光が射し込んだ瞬間だった。

何かのサインのように感じた。

これは彼の意思表示かも知れないと思った。

私のポジティブは高まった。

私の心と頭は、彼の一挙一投足に、完全に委ねられてしまっていた。

私は意地をはっていただけで、本当は素直になりたかったんだと、彼の意志を受け取る、正直な自分に戻れる心境になれたことを喜んだ。


私は2ヶ月ぶりに彼にLINEを送ろうと決めた。

それから数日後の月曜日の出勤前。

新鮮な気持ちと、慌ただしさの勢いをつかって勇気を出した。

「おはよ。久しぶり。」

「もしかしてブロックされてたりしてと思って。」

未読が続いて、夕方。
彼「久しぶり。」
「ブロックしてないよ笑」

私「あのね、話したいことあって、電話できる日あるかな?」

また未読が続く。

返事がきたのは翌日の朝だった。
相変わらず、返事が遅くてヤキモキした。

彼「うん。」

私「今週いつなら大丈夫そ?」

夜になってやっと返事。
彼「電話できる日わかったら連絡する」

私「わかった!」

その週、彼は最近あげてなかったインスタのストーリーを3回もあげていた。

何気ない日常のストーリーに、なんだか頬がゆるむ気持ちになった。

私は彼のストーリーに、見ているよの印のハートを送った。

どんな話をしよう。

少し先になるかも知れないけど、彼が住む地域に遊びに行こうと考えていることを、伝えようと考えた。

少し前、その地域の友達から、遊びにこないの?と連絡が来ていたこともあって、ちょうどいいタイミングだと思った。

彼と楽しそうに、ポジティブに明るく話してる自分がイメージできて、今の私なら、大丈夫だと思えた。

彼からの連絡を、乙女みたいな心境で待っていた。

それから


3日たっても、
4日たっても、
5日たっても、


電話がいつできるかのLINEが、彼から来なかった。

週末、土曜日。
彼はまたストーリーをアップしていた。

何気ない日常の内容。
大好きなアニメの映画が公開されて嬉しそう。

ハートを送った。


日曜日になっていた。
私の心の中に、何か不穏な空気が流れた。



夜になっても彼からの連絡はなかった。


私は、理解できない心境になった。

今週あんなに嬉しそうにストーリーを頻繁にアップしていたのに、何が起こっているのだろう。

頭が追いついてこなかった。

何か理由があるのかも知れないけど、それにしても、今週はムリかも知れないとか、来週だったら時間あるとか、何か連絡してくれて、いいはずなのに。。。

翌日の朝、月曜日。
私は彼にLINEした。

「おはよ」

「忙しいのか何か理由があるのか、わからないんだけど、電話で話したかったことLINEで伝えるね。」

「6月か7月にそっちに行く用事があって、もし、時間とれたらごはん一緒に行けたらなって思ってたんだ。」

「最後に電話で話してから、2ヶ月もたっちゃって、もしかして彼女できてたり、気になる人ができてるかも知れないと思って」

「ムリならちゃんと聞きたかったんだ。」

矢継ぎ早に、全部、一気に送った。


仕事のお昼休みに、きっとまだ来てないだろうと思いながら、スマホを見る。
彼から連絡がきていたのは、私がLINEした1時間後だった。

いつもより早い返信だった。


「○○(スポーツ)の遠征とかあって忙しかった!」
「でもごめん連絡するの忘れてたわ!」
「彼女できてないよ笑」
「前に電話で話した時、会うのやめるって言ってなかった?」

彼の返事には珍しく、絵文字が混ざっていた。

私は見てすぐに返事をした。

「忘れてたのかいw」

「会わないって言ったね。」
「あの時、色々考えて苦しかったから。」
「○○(スポーツ)おもしろそうだね!」

私は彼から返信があったことに単純にほっとしていた。

なんとなく、このまま返事はこないかも知れないことも考えていたから、返信があっただけで、心からほっとしていた。

それから
彼からの返事がいつもより早かったことと、珍しく絵文字が混ざっていたことに、彼の焦りのような気持ちを感じて、なんだか嬉しい気持ちにもなっていた。

私は仕事に戻った。

ほっとした。
ほっとして、心があたたかくなった。

でもスッキリしないのは、彼の「忘れてた」の一言だった。

私は忘れるくらいの存在なの?

あの人がわからない。

私は、モヤモヤと安心が入り混ざった複雑な心境になっていた。

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#ツインレイ













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