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久しぶりのソウル③移動〜白タク体験〜

初めてソウルに行ったのは25年くらい前。友人を訪ねて、案内してもらったので、確かほとんどタクシーで、韓国語堪能な友人にお任せでした。その後、12〜3年くらい前に家族旅行で行った時は、うっかり流しのインターナショナルタクシーなる違法タクシーに乗って、日本語堪能な運転手さんに莫大な運賃を請求されて痛い思い出となりました。確か1万円ほどの現金を全部持っていかれ…。その旅行ではそれ以来、ほぼ地下鉄移動しましたが、Google mapなども使えない時代…ほんとに苦労したのを覚えています。

さて、今回は、SIMカードや、eSIMカードを利用して、現地でも自由にスマホが使えたので本当に便利!なんと初めて市内バスにまで乗ってしまいました。でも初回の移動はなんとまた白タク。

SIMカード

スマホを自由に使えるようにするために、私はSIMカードを事前に購入。飛行機で入れ替えました。友人2人はdocomoなので、docomoの海外定額サービスを申し込んでいました。最近人気のeSIMは、使ったことがないので今回はパス…。
ということで、3人とも金浦空港に到着と同時に、インターネット接続!

白タクのおじさん

初めの移動先は、景福宮駅から車で10分、というレストラン、石坡廊ソッパラン。ここがちょっと厄介で、移動方法を調べる前に予約をしてしまったので、もうタクシーで行くしかないね、と話していると、日本語上手なおじさんに、「ホテルまで送りますよー」と声かけられました。白タクです。白タクなんて、怖いので、ホテルに行くんじゃないんですーとかわそうとしたところ、

どこ行くんですか?
レストラン
じゃあ、そこ行って食べてる間待ってるよ、そこからホテルまで8万ウォンで。
えー、6万ウォンなら
えー、無理無理7万
6万5千ならー
じゃあいいですー。

とおじさんも諦めたので、タクシー乗り場に向かうと、おじさんが追いかけてきて、やっぱり行きます…。ということで、交渉成立。昔、痛い目にあったので若干不安でしたが、なんとなく気の弱そうなこのおじさんを信じて高級車ですよーというヒュンダイのセダンに乗り込みました。

白タクのおじさんは

結果として、このレストランは、山の方へ向かう道を結構登った先にあり、空港からタクシーに乗ったとしても結構高額になっていたのでは?そしてスーツケースを持っている私たち、レストランからもおそらくタクシーを使っていたと思うので、6万5千ウォンはまあ妥当では?という感想になりました。

しかし、大人しくソッパランの駐車場で待ってくれてたおじさんが次に向かうのは、韓国海苔や高麗人参ドリンク、キムチなどを販売する事務所。これが料金に含まれているのかー。おじさんが語るには、彼はコロナ前は、手広くキムチや海苔を販売する商社を経営していたが、コロナで事務所を手放して、今は同業の親戚を手伝っているという。その手伝いが白タクなのかー、と妙に納得しましたが、友人の1人が早朝からの出発で軽い熱中症のようになり、親戚の事務所で胃痛を訴えると、事務所のおじさん、売り込みも諦めて、これは効くから!と日本製の胃薬をくださった。申し訳ないので、海苔を1人2パックずつ購入。それにも1個おまけをくれて、解放されました。なんだかとても親切。実際、海苔はほんとに美味しかったです。

その後も白タクおじさんは、スーパーコピー品の店に連れて行きたがったのですが、友人の胃痛もマックスで、お断りしてホテルまで送ってもらって、帰国の際も是非!と名刺を渡し、笑顔で去っていきました。

おじさんの高級車や、親戚の方々の事務所を見るに、おじさんの話もまんざら嘘ではなさそうでした。でも白タクってまだあるんですね。。

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