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過去販売品3 アメジスト ”rose of sharon“リング③

ところで、アメジストは光源によって色が変わる石です。
特に多色性とかカラーチェンジとか謳われていないごく普通のアメジストでも変わります。

ただ、紫が緑になった!みたいな劇的なカラーチェンジではなく

橙色の光源(白熱灯など)ではラベンダーピンクや赤紫

青白い光源(蛍光灯)ではヴァイオレットや青紫

というように微妙に色合いが変わります。



2枚並べてみました。

上の方は太陽光下でややピンクを帯び
下の方は蛍光灯下で青みがかっているのがわかるでしょうか。

カラーチェンジとして注目されるほどのカラーチェンジではないんだけど、明らかに表情が変わります。


このシャロンリングが作られた時代に蛍光灯はなかったはずなので、当時の持ち主が見ていたアメジストの色は1枚目の画像か、これよりもう少しピンクがかった色でしょう。


青白い光源がなかった時代だと、もしかすると最初のリングの持ち主は2枚目のようにスミレ色になった姿は見ていないかもしれません。

最初の持ち主が見たことがないかもしれない美しいスミレ色を
約150年後、アメリカから遠く離れた日本で
私が見ている、のかもしれないのです。

なんという壮大なロマンでしょうか!


さらに。

この先また新しい照明が発明されてこのアメジストを照らしたら…
白熱灯とも蛍光灯とも違う色が見れるかもしれませんね!

科学は常に進歩しているそうなので
全くあり得ないとは言い切れないんじゃないかな?

想像するだけでワクワクしますねぇ。


傷がたくさんあるとか評価は低いとか人は色んなことをいうけれど、そんなものはちっちゃいノイズみたいなもので

アメジストはアメジストです。
紫水晶です。


アメジストは人間からすると永遠に思える時間を越えることができます。

鉱物なので。

ダイヤモンドも同じく。
ゴールドも非常に安定した物質です。

時間、超えられます。

この美しいリングはこの先もいろんな時代で愛されて、色んな色を宿して、色んな人の思いをのせることでしょう。


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最後に商品説明。


●刻印なし、K14ゴールド
●おそらくアメリカ製
●サイズは約13〜14号
●アメジストのサイズ縦1.7㎝横1.2㎝
●ダイヤモンドが1石欠落
●アメジスト全体にスレあり。小さな欠けあり。

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