年金生活#45(映画フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン②)

1969年はまだまだ男尊女卑の世界。だから余計に女性の色気が効果を発揮する。ケープ・カナベラル発射センターの管制棟では皆タバコを吸いながら業務。(そういえば昔は夕方になると職場のあちこちを掃除係のおばさんが回って灰皿の吸い殻を集めていたものだ)アポロ11号発射の際はコーヒーカップが横動きし、コーヒーがこぼれる。もの凄い振動だ。発射直前に不具合が見つかった宇宙船のある部品の代替品は家電店のソニートリニトロン。さすがソニー・ピクチャーズ制作映画。黒猫のお陰(?)もあって結局フェイクは失敗し、しかしリアルは成功して、やはり乾杯はシャンパンではなくバーボンウイスキー。スカーレット・ヨハンソンの実年齢39歳というのはちょっと意外だった。もうずいぶん長い間ハリウッドに貢献している。月面着陸フェイク版を構想実現させる大統領補佐官役のウディ・ハレルソンが一番のはまり役だと思う。

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