雨の日曜日(7月14日)

起きたら10時半だった。
なんてこった。
なにがどうしてこんな時間まで眠ってしまったんだろう。
日曜日なのに、かなり焦った。

あっ、部屋から出ていいじゃん。
コロナの隔離期間は明けたんだ。
堂々とトイレに行き、堂々とコップに水を入れ、水分補給をした。
スマホを見て驚いた。
わたしの記事にサポートしてくれた人がいた。

えっ?
サポート!?
ありえなさすぎて、サポートのお礼も設定していなかった。
500円?
大金じゃん!

どうすればよいのかわからなかった。
スマホをあれこれいじり、サポートのお礼文を書いた。
お礼文に書いたように、わたしは自分の記事はほぼ駄文だと思っている。
わたしは被害者意識が強く、視野も狭いただのメンヘラだ。
メンヘラで中高年。
生きててごめんなさいって感じの、そんな扱いにくいオバチャンだ。
ほんとうに、ありがたいと思っている。

相部屋さんに出くわした。
「おはようございます」
「迷惑かけてすみませんでした」
深く頭を下げた。
相部屋さんは言った。
「いえいえ」
「体調大丈夫ですか?
心配してました」
「また一緒にごはん食べましょうね」
相部屋さんは優しかった。
わたしのせいで5日も作業所を休まされていたのに、ほんとうに優しかった。

外は大雨だ。
部屋から出られる、とはいえ、これではコンビニにも行きづらい。
まあいいよ、部屋から出られるから。

火曜日から、また事業所に通うようになる。
そんなに周りに大げさに歓迎されることはないだろう。
コロナなんて、今は特別な病気ではない。
「誰々さんがコロナになった」
「あっそう」
そんなもんだ。
気軽に通所することにしよう。

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