変装は悪くなく、悪心を隠すのが悪い 自分の悪心も臆病・怠け・盗みがある
１変装が悪いわけではない。
聖書の解釈で、変装が悪いというのは、間違った解釈である。実際は、悪心を隠したり、悪人が善人を偽装したり、悪行を隠ぺいするのが悪いのである。その聖書箇所はいくつか出てくる。
８節
サウルは変装し、衣を替え、夜、二人の兵を連れて女のもとに現れた。サウルは頼んだ。「口寄せの術で占ってほしい。あなたに告げる人を呼び起こしてくれ。」女は言った。
サウル王が口寄せの女に秘密裏に会いに行こうとして変装する。聖書では、口寄せ禁止だから、口寄せに頼るのは、天の主に背く悪行である。だから、その悪行を隠そうとしたのが悪いから、変装が悪いとはならない。
５節
主はアヒヤにこう告げておられた。「見よ、ヤロブアムの妻が来て、息子のことをあなたに尋ねる。息子は病気なのだ。あなたはこれこれしかじかと彼女に語れ。彼女は変装してやって来る。」
ヤロブアムは主に背く事を多くやっているから、悪人の妻が変装するのが悪いというだけで、変装そのものが悪いとは言ってない。悪人が自分の正体を隠すのが悪いのであって、変装が悪いと言ってない。
３０節
イスラエルの王はヨシャファトに、「わたしは変装して戦いに行きますが、あなたは御自分の服を着ていてください」と言い、イスラエルの王は変装して戦いに行った。
イスラエルの王とは、アハブの事。そして、アハブは、天の主を頼んで正々堂々と戦わないから、神を信じなかった行為が変装であって、変装そのものを悪いとは言ってない。
２２節
しかし、ヨシヤは引き返さず、攻撃のために変装して、神の口から出たネコの言葉を聞かなかった。そして彼はメギド平野の戦いに臨んだ。
ヨシヤは、神の口から出た預言者ネコの言葉を聞かなかった。これは、神の言葉に従わなかったのと同じである。だから、戦で死んだ。変装が悪いのではなく、神の言葉を聞かなかったのが悪い。
このように、変装が悪いのではなく、悪心や悪行や悪人の正体を隠すのが悪いのである。そもそも、聖書では、潜入して戦いに勝つ箇所がある。それは、ラハブの場面である。
ヨシュア記 2 | 新共同訳 聖書 | YouVersion (bible.com)
ヨシュア記 6 | 新共同訳 聖書 | YouVersion (bible.com)
２章２節
ところが、エリコの王に、「今夜、イスラエルの何者かがこの辺りを探るために忍び込んで来ました」と告げる者があったので、
忍び込んだ、つまり、隠れて情報収集をしていた。だから、隠れて何かをするのは、全く悪い事ではない。むしろ、敬虔な信者が、悪人の背教者たちを皆殺しにするためなら、積極的に秘密裏をしろとも言える。
２悪心を言った方がいい
自分にも、前にも言ったけど、他人を見殺しにしたり、殺人を面白がったりする悪心がある。他にも、臆病や、怠け癖や、盗み癖はある。こういう自分の悪心をハッキリと言った方がいいと解釈できる。
自分の悪心を言わないで、まるで元から「自分は善人でござい」などというと、悪心を隠したことになるから、上に書いた悪心・悪行・悪人の正体を隠したと神に見なされる。
自分の臆病とは、得体の知れない社会に近づかなかった事だろうな。だけど、この臆病のおかげで、得体の知れない社会に絡め捕られずに済んだから、神に立ち返れたとも言えるため、良かったとも言える。
怠け癖にしても、頑張るのが面倒くさいから、そのおかげで、出世しないで、サタンの支配下の社会に取り込まれずに済んだ。中途半端に成功していたら、既得権益を惜しんで神に立ち返れなかった。
自分は、そういう既得権益にかなり弱い性根をしている。これも、悪心と言えば悪心だ。だからこそ、神がこうなるように取り計らってくれた。神に立ち返れる順番になるように人生と性格を母の胎で作ってくれた。
盗み癖は、既得権益に弱い性根と関わるだろう。利益に弱い性格をしているという意味では、盗み癖も権益好きも共通しているからだ。だからこそ、怠け癖があってよかった。
もし、成功してから立ち返ろうとしても、利権を分配する必要があるから、多分、自分の性根では分配しない。出世しないで、貧しい状態から、神に立ち返って、サタンの支配下の国々を糾弾する方は割と出来る。
聖書には、神が「雄々しくあれ」と激励してくれる。おののいてはならないとも書いてある。全知全能の天の主が守ってくれるから、臆病でも頑張れる。これが神の恵みである。立ち返れるように作ってくれた事に感謝。
あなたはわが内臓をつくり、わが母の胎内でわたしを組み立てられました。
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