ぼくのみる夢
「ぼく、ゆめを見ていたの」
最近、3歳の息子が、起きてすぐにそう話すことが増えた。
「どんな夢を見たの?」そう聞くと
「おほしさまになって、空をびゅーんとしてたんだ~!」
息子の1時間前の寝言では、大好きなウルトラマンの名前を呟いていたがその話題は出ない。
そういえば、息子は最近寝る前に窓から空を見上げることが多かった。
「今日はおほしさま見えないねえ」
「わあ、すてきなおつきさまだあ」
どうやら夜と月と星は彼の中で強く結びついているようだ。
本当にお星さまの夢を見ていたかは定かでないが、うっとりとお星さまの話をする息子を、とてもロマンチックだと感じた。
そして息子はよく「ながれぼしだよ!」と空を見て教えてくれる。
私の目には何も映らなかったけれど、もしかしたら本当に流れ星だったのかもしれないし、子どもの空想なのかもしれない。
でも、「お願いごとかなうといいなあ」とニコニコ話す様子を見ると、「きっと叶うよ」と私も心から思う。
保育園でお月様やお星さまの絵本を読み聞かせしてもらっただけなのかもしれない。
流れ星や眠ってみる夢のことはちゃんと分かってないのかもしれない。
それでもどうか、息子の心にきらきらな星空が広がり、たくさんのお願いが叶いますように。
すてきな夢で満たされますように。
そう願った七夕だった。
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