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哲学〜アラン〜今ある状況を新しい観点で捉える〜

 今日のお気に入りの言葉です^ ^

現にある事実には、それがどんなに不都合なものでも、よいところがある。事実は可能性の勝負に決着をつけている。つまり「これからおこること」ではもうないのだ。だからこそ、新しい未来を、新しい観点で浮かび上がらせてくれる。病気で苦しんでいる人が望むのは、なんということのないごく普通の状態だ。病気になる前だったらたぶん悲しんだであろうと思えるような状態でも、それがまるで素晴らしい幸せのように思えるのである。

【アランの幸福論 ビジュアル版 齋藤慎子訳】
 「事実は可能性の勝負に決着をつけている」という言葉がものすごく印象に残りました。
 確かに、可能性の状態が続くと良い可能性であっても悪い可能性であってもどうなるのかはわからない状態が続くわけですから心は大なり小なり不安定な状態といえますが、事実となるとその不安定な状態から解放されるという意味において心にとって良いことではありますね。
 
 おそらく題名からすると「心の安定のため」よりも事実によって新たな観点が生浮かび上がる利点を言いたいような気がしますが、今の私がこれを読むと「心の安定」に意識が強くあるんだな〜ということが自分でもよく分かりました。そういう精神の状態なのでしょう笑

 こうした発見ができることも哲学的思考の言葉を読む楽しみの一つなんです^ ^


 最後まで読んでいただきありがとうございました^ ^

 


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