レトルトカレーよ、ありがとう

今日ほどレトルトのカレーに感謝した日はない。

朝８時から夜の７時まで、お昼休憩もそこそこに働き続けた日。

帰宅後は気力も体力もなくなって、ベットに駆け込みたい気分だけど、お腹の虫だけは元気に騒いでいる。

ど田舎に住んでいるから、自宅の近くにマックや吉野家みたいに手軽に外食できるようなチェーン店すらない。もちろん、Uberだってない。

冷蔵庫には昨日作り置きしていたサラダと冷凍ご飯のみ。
後は調理されていない野菜が少しと、カチカチに凍ったお魚があるだけ。

何かないかとキッチンの棚を探してみると、
一食分だけレトルトカレーがあった。
この一食が光って見えた。
レトルトカレーって、こんなに美味しかったけ？と新たな発見もある。
（たぶん、極限にお腹が空いていたからだろう）

自分の体調や気持ちのあり方次第で、ものすごく小さなことにも感謝できる。
幸せの感度が上がれば、レトルトカレーを食べただけでも幸せと感じられる。
暑い日に風が吹いただけでも幸せ。
玄関にお花を飾れただけでも幸せ。
湯船に浸かってリラックスできただけでも幸せ。

こうやって考えただけでも、幸せは日常に溢れている。
生きていたら、日常の幸せに目を向けられない日だって山ほどあるけれど、
今、私自身がこのことに気づけたことに意味があると思う。

だから、レトルトカレーにありがとう。