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のほほん、工藤祐次郎

 アコースティックサウンドのアーティストではトップクラスに好き、工藤祐次郎。定期的に必ず聴きたくなる曲風。見た目は髭オヤジですが奏でる音楽は懐かしくて繊細で楽しいです。

 宮崎県出身のバックグラウンドから感じられるどこかのんびりとした田舎っぽさ、叙情さを音楽にするのがこの上なく上手い。歌い方や声なんかは捉え方によってはだいぶ下手くそですが、彼の作詞と演奏にはあの声しかありえないし、あの声以上のものはないです。

 正直まだまだメインストリームには引っ掛かってないですが、曽我部恵一(サニーデイサービス)や小山田壮平(andymori)、鈴木真海子(chelmico)などの錚々たるミュージシャンたちから高い評価を受けてますし、ライブチケットは必ずSOLD OUTになります。もっと広まって欲しいぞ、俺は!!

 何度かライブを見たことがあるんですが、観客との距離が近く、雰囲気もあたたかくて最高でした。地道なフォークミュージシャンにありがちなのですが、九州とか四国とか地方に赴いてライブをすることがなんとなく多いイメージです。うれしいね。

 物語のように歌われる歌詞や素朴な歌声はもちろん唯一無二で素敵なものですが、聴いてて思うのは「シンプルにギターうめえな!」ということ。一本のギターであれだけメロディ・伴奏・ベースを奏でながら、しかも歌ってやがる、のです。おそろしや。ライブに行けば、ギター一本でこんなに人々をワクワクさせられるものなのか、と感動すること間違いなしです。

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