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【宗教施設ピアノ】山梨県南巨摩郡 身延山久遠寺


休日午後15時ころ。天気は快晴。
雲の上、飛行機の中から見るみたいな、爽快感のある水色の空。入道雲と薄い雲が交錯している。

身延山久遠寺は、日蓮宗の総本山。
身延駅からバスで総門を越え、寺の門前町までいく。
そこからは境内まで徒歩で移動。
木造の見事な大山門をくぐると、目前には砂利と石の超絶長い参道と、超絶長い階段。今回はスケジュールの関係で、右手にある女坂に逸れる。砂利と石、岩の急斜面を10〜15分ほど登る。ほぼ登山。1泊2日分の荷物を詰めたリュックを背負い、かつサンダル装備の自分を少し恨む。

息を切らして登頂。幸いにも、ピアノのある休憩所が近くにあり、少しだけ休息をとる。
休憩所内には人なし。広めの室内で、綺麗。
入ってすぐ左手に、カップ麺の自販機と飲料の自販機あり。扉は開放されており、自由に出入りできる。建物の中にいても、外の自然光を感じる。静か。
中には椅子と机がずらりと並ぶ。本堂側の壁沿いにピアノあり。ピアノのそばには、久遠寺で開催予定の音楽イベントやヨガのポスターが貼られている。
休憩所入ってすぐ、親子連れ一組が休憩所内へ。自販機でカップ麺を買い、ピアノから離れた机・椅子へ。

自販機でスポドリを買い、数分休むがヘロヘロ。かつかつのスケジュールを組んだ自分を恨みつつ、ピアノの前へ。
ピアノは、黒のアップライトピアノ。自分で蓋を開け、付属の毛氈をたたんでから弾き始める方式。
親子連れの視線をかんじ、若干緊張しつつミッフィーちゃん人形を出す。
子ども2人が興味津々でピアノの方を見ている。
録音開始。

〜弾きはじめ〜
身体全身の疲労が演奏にひびく。しょっぱなから「あ、これはまずい」と確信。情感をこめて弾く以前に、これはとにかくミスらないようにしなければと、手の動かし方、力の入れ方、身体の使い方に神経を張り巡らせる。
ピッチは高め。おそらく、タッチも重すぎず軽すぎず良いピアノ。登山の疲労がひびく。腕が回らず、和音が不完全に。なんとかカバー。少しつまる。途中、親子連れのお連れさんとおぼしき女性とお子さん?が入ってくる。会話の声が背中越しに聞こえる。
曲終盤、おそらく休憩所の管理の方が部屋の電気をつけてくださった。

〜弾き終わり〜
バスの時間が迫っていたので急いでピアノを離れる。とても良い天気。お寺をゆっくり拝観しつつ、ピアノを楽しむ分にはとても良いところ。行きの坂道でやられた足がまだじゃっかん筋肉痛で震えていたが、急斜面を駆け降りバスに飛び乗った。間に合ってよかった。

〜🍴〜

みのぶまんじゅう


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