自宅内隔離生活【実態編】

家族の中で自分1人が陽性ってホント大変ですね(*´Д`)
いや、家族みんな同時に病に苦しむのも大変でしょうけど…
いっそ同時に陽性だったら、家の中でしか過ごせないけれど、みんなでマスクしながら、とりあえずフツーの5日間を過ごせただろうに…。

時間差で罹患して、待機期間の延長、延長の延長…にはしたくない。
できれば、病気でしんどいのは自分止まりにしておきたい。

自宅内隔離を徹底することにしました。

我が家の2階には6帖ほどの納戸があり、そこは窓も2か所設置されていて、1つの部屋として成立しています。
普段は「運動部屋」として使っていて、持ち運び可能なテレビも完備。
ドアを出たすぐ隣りにはトイレもあるので、この2部屋の行き来だけで生活できるっちゃーできるのです。
残念ながら、エアコンは10年以上使っていないため、病人が使うにはリスク高。
しかし!年末、我が家では防災グッズとして、カセットコンロ用のガスで使用できるガスストーブを購入したばかりでした。
このストーブとカセットコンロ、使い捨てできる食器類やありったけのレトルト・インスタント食品、ミネラルウォーターを持ち込んで、5日間のサバイバル、否、療養生活に備えました。

暖を取るのにガスを使用するため、換気は必須。
感染拡大を防ぐためにも換気は当然必要なのですが、病気してるのに室温を保てないジレンマ。
ただ、5日間のほとんどは寝て生活していたので、ガスボンベも3缶弱の使用に止まりました。
寝床は、フローリングの上にすのこマット、その上に布団を配置し、羽毛布団の上から毛布を掛けたら、あら不思議、それはそれは暖かい環境が作れまして。
部屋で過ごす際には、インナーはもちろんヒート機能の高いもの、スウェットの上からウール100%のニット、その上からニット素材の羽織、足にはレッグウォーマー、あったか靴下、とにかく着込みました。
なので、室温10℃~15℃くらいで過ごしましたが、寒いと感じることはほとんどありませんでした。
コレ、発熱がなかったからこそできたことで、熱が出て、汗かいて…とかいう状況なら、ちがう対応が必要だったかもしれません。

そう。熱は36.6℃~36.8℃を行ったり来たり。
私の平熱は36.5℃いくかいかないかくらいなので、微熱といった感じでしょうか。

待機期間中の症状の変遷は、また別の投稿に綴ります。

基本的にはそんなに困ることはありませんでした。
多少不自由はあるにしても、ガスストーブの件でちょっと頭に浮かんだのが、この経験は、災害時のシミュレーションになる、そう思うと不自由の経験も糧になるように思えました。

そういう意味では、難だったのが「排水」
食事の後、食器類はすべてゴミ袋に入れてしまえば洗う必要はないので問題ありませんが、汁物を完食できるとは限りません。うどんの麺や具は全部食べられても、体調いかんでは、スープを飲み干すことまではできず。
じゃあ、飲み残しをどうするか。トイレに流すしかありません。
2階のベランダに水道設備があったら、問題なく、この問題を解消できたのでしょうけど、現状ではそれは叶わないため、この一択です。
なんとかこれでしのぎましたが、やはりあまり好ましいことではないですよね。便器には必ず水が溜めてありますから、何かしらを投入する際、それらが水とともにはねる(目に見えてはねる場合もあれば、見えないはねもあると思います)ことを考えると衛生面で到底薦められません。
ここは課題。

(新聞紙に吸わせて捨てれば良かったのかな…)
(でも、ごみの量やにおいがすごくなりそうだな…)

お風呂には4日入りませんでした。
当初は、感染拡大を防ぐ趣旨もありましたが、入浴で奪われる体力もあるので、体力的な自信がありませんでした。
でも、お風呂には入りたいタイプなので、それはそれはしんどかったです。

一応、災害時に使えるウェットタオル、水を使わないシャンプー、ウェットティッシュタイプのはみがきは備えていました。
ウェットタオルは結構優れものだと思います。全身拭いても、水分はしっかり残っているし、ペーパーも全然破れない。まあ、それ使って気持ち良くなるかといえば、それはまた別の話ですが、災害時はしっかり機能するように思います。
シャンプーは、使うとしても量を考えないとな、といった感じです。
液体なので、使う量によっては髪の毛がびっちょり濡れてしまうので、特に寒い環境下では、しっかり乾かせる状況になくて、身体を冷やすことを避けたいと思うとなかなか使いこなせず。
はみがきに関しては、残念ながら使いませんでした。
使ってみたい願望はあるのですが、私は歯並びが非常に悪いので、ウェットティッシュだけでは到底役不足。
なので、マイ歯ブラシを持ち込んで、それを使っていました。
(私の歯ブラシを洗面所に置いたままにしておくのも良くないと思ったので)
歯磨きはすごく大事だと思います。口腔衛生を保つことは療養中も災害時も体調に大きく影響すると思います。

さまざまな医療系サイトをみても、入浴そのものは特段注意事項は書いていませんでした。
入る順番は最後にして、入浴後、シャワーで浴室内を流し、換気して、触れたところに消毒して…みたいなことは書いてありましたけど。
我が家の浴室は24時間換気なので、換気は問題ありませんが、消毒云々は私が作業するのも家族が作業するのもリスクを伴うので、ある程度、ウィルス排出量が減った頃を見計らって…という判断になりました。

とはいえ、もう辛かったです。夏場は無理でしょうね。
3日目あたりから自分のにおい(なんだかあぶらくさい感じ)が気になるし、かゆくて身体や頭を搔いてしまう、その手でいろんなものを触るかと思うと、もう違う病気になりそうで。
さすがに4日目には入浴しました。やはり入浴すると血行が良くなっていいですね。
入浴は、体力が許すなら、あと他の家族が気にならないなら、早々に入るようにした方が心身の健康のためにいい気がします。
(衣類の洗濯も、放置することなくすぐに洗濯機を回せる状況なら、都度洗濯した方がいいかもしれません。)

カセットコンロを持ち込むことは2つの意味で良かったと思います。
1つは暖を取れること。
2つめは加湿できること。
レトルトのお粥を温めるのに、ちょいちょいお湯を沸かしましたが、これは良かったです。

お水は結構必要です。
我が家には今年の夏に使用期限がやってくる5年保存水が結構ありまして。
ぶっちゃけ直飲みするのはちょっと憚られて、それこそレトルト食品を温めたり、うがいするのに使いました。

隔離生活中は、家族とはスマホ、PCでやりとりしていたのですが、これはまた【コミュニケーション編】で。

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