多分博士に進む

大学生がすなる就活をやってみんとす
今年の6月から進路を考え始めた。小学生くらいから漠然と医者かっこいい!(小学生並みの感想)と思っていたし、小学校の先生から「研究者向いてるよ〜」と言われ漠然と研究者になるのかな〜とも思っていた。当時まだ純真だったので、普通に信じて高校生まで来てしまった。
結局、医学部は臨床中心であり研究にはあまり力を入れていないという話を色々なところで聞き(今思えば臨床研究は盛んに行われているはずで基礎研究はあまりという話だったのだと今は解釈している。)、今はまだ解決できていない医療問題を解決したいのなら医学部ではない方がいいのかなと思い、医学部受験は大学受験の段階で諦めた。東京大学医学部なら、研究に力を入れているだろうと思うので上記には該当しないとは思うのだが、それだけの学力と気合は当時なかったので無理でした、残念。

研究の厳しさを知る
4年生から実験をし始めたが、本当にうまくいかない。今もまだわからないことだらけだが、おそらく今まで蓄積された知見をためて、尚且つその上で綿密に予測を立てて実験系を組むところがやっとスタート位置なのだと思う。
また大学でやっていこうとするなら、成果を上げることの厳しさもさることながら、競争であり労働の対価も決して高くない。(研究室にいる先生は本当にすごいと思う。)
そんな状況下で、高校生の時まで漠然と思ってきた研究の道が思ったよりもはるかに厳しいと知った。そして、今でも本当にはわかっていない。
ここで、多少怖気付いてしまった。

就職活動
 興味あるものは割とフットワーク軽く始めてしまう性分なので、就活に少し浮気してみることにした。幸か不幸か、就職活動の早期化で就活が解禁される前年度の6月からインターンや選考が始まっていたので、改めて研究職以外のものも広く見る機会と思い、色々とインターンに応募してみた。

就活の厳しさを知る
 なんとなくうまく行くかなと思っていたが、そう甘くはなかった。結構な量のインターンに落ち、最終面接までいけたものもあったが本当に行きたくはないことを悟られたのか人格か能力かはわからないが落とされた。周りの学生は本当に行きたいと思う企業に対してOB訪問や企業分析や対策をするのだろうが、自分はほぼ何もしていなかった。心のどこかで、あまり行きたくないなと思っていたのだと思う。

研究者を真面目に目指すことにした
 就職活動を通して、あまりビジネスに向いていないよ企業には必要とされていないよと言われているような気がしたので、改めて真面目に研究者を目指すことにした。
かといって、研究者がなろうと思ってなれるかというと、それは違うと思う。この先、挫折することはたくさんあるだろうが、とりあえずそれは承知でやっていこうと思う。博士に奨学金なしで進学できるほどの財力はないので、金銭面で問題が生じたらまた他の進路を考える必要があると思う。幸い獣医師資格は取得見込みなので、公務員をやりながら博士課程に社会人として入学することも可能だ。将来の研究分野は感染症や公衆衛生あたりを考えているので、公務員としての実務経験はある程度研究に反映できると思う。
 将来的にもし叶うならば、自分の専門性を活かして行政分野で活躍、あるいは小中高生のために科学の面白さを伝える活動や研究支援をやりたいなと考えているが、単に研究者を目指すだけでこれができるかはわからない。ひょっとすると研究支援に関しては、研究を応用したビジネス構想をもつベンチャー企業を支援をしている会社に入った方が近道かもしれない。とりあえず、当面は研究成果を出すことに注力しようと思う。


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