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日本保守思想の研究 12

最終章   これからの人々へ

果たせるかな小泉政権にて遂に田中派を
軍門に下した岸信介一派は改憲に向けてのポーズをとる
しかし、安倍晋三という稀代の天才政治家にしても改憲はできなかった。
何故だろ?
ようは、当時田中角栄一派はたとえ議席が少ないにしても反対に廻り、過半数の国民が認めないからという情勢分析だろう、外的にはまずいことに仮想敵中国にかなり経済的に依存しているのだ、戦争などしたらかなりの社会・経済が大混乱する、しかも韓国や北朝鮮の反発によって東アジアのミリタリー・バランスは日本にとっては不利になる。直ぐさま、東アジアASEAN各国が軍拡路線をとり財政的に太刀打ちできなくなる。
今でも軍拡増税をやりたがらないそうな最近の岸田総理の態度を見ればわかる。
しかも、絶対的保護者の(彼等が勝手に思ってる)アメリカがそのようなことを
絶対に許さない。たとえアメリカ軍の佐官クラスがそういうことをいっても、アメリカ政府の高部が許さない、何故ならアメリカも日本と戦ったからだ。
今でもアメリカで12月7日は許せない日であり、日系人が不条理な暴力を未だに受ける、未だ騙し討ちと世界中が納得いく戦争の総括と真摯な反省が見られないからだ、アメリカも日本との交戦国である。お忘れなく。
そんな国民感情の国が再び危険な道を勧めることは無い、ましてや核武装などいつ又もや奇襲をかけれる兵器保有など絶対にない、アメリカが永久に其れは許さない。
しかも、既にアメリカとて韓国や中国に
強い利権があり、また同じことしかしない日本にそのような武器を与えることは無い
アメリカ支持のない改憲は日本においては葵の印籠のない水戸黄門である
実際戦争法通過後アメリカ国務省の日本の関心はかなりなくなった。
国防にしても今や北朝鮮と中国の脅威とて、アメリカ空軍の支援と韓国陸軍だけで十分対抗できる、だから北朝鮮は価格の高い核武装路線を取ったのだが…
北朝鮮から近い所に即座に遠距離から駆けつけられる大軍がそんな近い日本に展開する理由はない、危険だ。
せいぜい第7艦隊の母港位する程度だろ、それが政治的理由からでも。
しかもアメリカはオバマ大統領の宣言 アメリカは世界の警察官を辞めた という意味は、ウクライナ戦争をテレビでみても解る、アメリカが日本を血を流してでも護るなど子供の妄想である。
ようは付けば穴だらけの理論を振りかざしての改憲議論である、尤も最近は理論破綻を取り繕うつもりなのか緊急事態条項に話しの論点をずらしているが…
ようは一体全体誰の為の改憲か私には分からない。
いくら改憲の支持のために日本の資源と企業のノウハウをアメリカの大企業にただ同然で売っているのにしてもだ。しかも自民党の実際最大の支持団体 小企業経営者一家を露頭に迷わす政策(大店法改正など)ばかりしていてでもである。
 ここまで読んで頂いた読者の感想は、
私の結論と同じであろう、日本の保守思想は、場当たりで、思い込みが有りきで現実二の次、まずはこの国が領土か国際的脅威の大国になるか経済的大国になるかの内ゲバに明け暮れ、民主主義の価値を実際は共有してもいない国益外交を自句国民民主主義という言いくるめる…
感情に近い空気に近い物が理論されるものがこの国の保守思想なのである…。

2 未来の日本人へ

最後に自民党政権が できなかったこと
羅列する
憲法改憲
少子化
国土の均等発展
財政黒字化
等など…
少子化から、まずもうここまで読んで頂いた読者ならもうお分かりだろう、
そう、今の保守思想にとっては 女は男の支配物であり、良き妻であれ。余計な事言うなするな。
であり、到底自民党では解決は絶対無理である。女性女子権利を認めるのはアメリカの干渉だけである。
たとえ、あと少し30年後で警察官も自衛官も定足数を到底間に合わせることができなくなるのにである。ようはまたもや  思考停止 である。日本國どころか昭和天皇がいのちを投げ出して救った大和民族を破滅させてでもある。
また、彼等にとって(当然有色人種だが)、(彼らが言う)有色人種の日本人も絶対に認められない、異常な入管行政が その証左である、またウクライナ難民とビルマ難民の恐ろしい程の差別扱いは酷すぎる。ようは、考えるとなにもできなくなる…恐ろしい 思考停止である。
国土の均等発展も 官庁は昔の中国の首都みたいに皇帝の必要あるなしに関わらず王の玉座の下にあるものであり、国会や官庁裁判は東京にある。実権の余りない官庁しか動かす気はないようだ、思考停止。
このことの(地方の)怒りが日本維新の会の保守人気になり、おそらくは自民党は長期的に脅威になるだろう。
財政黒字化も、産業に実はかなり疎いー根本的に西欧技術特に最先端の科学は
ちんぷんかんぷんであり
そのことが、新産業の発展を阻害し
今の日本のオールドエコノミー化を生み出し税収減を招いた…
しかも、自民党の最大のパトロンはオールドエコノミーの塊、経団連だーーー
 思考停止…
ここまで書けば解ると思う
もう自民党では駄目だ
既に詰んでる…
では、若い人々のため 期待すると
何であるか?
れいわ新選組が、政治的市民的理論武装することしかない、いや彼等こそそのことが出来る資格があると私は思う。
どうやら其れしかない、若い人々への
生きずらさの処方箋はこれしか無かった。
 令和の時代は令和の頭で行政にあたるこれしか無かった。私の結論は。

そして日本の保守思想は 玉葱である、
剥けば剥くほど中身が無い、いや元々無いのである。ありそうで無い。
創るしかない 、この論文を長々読んでも理解して頂けると思う。
そう日本に必要なものは

宗教や現代科学との調和し
歴史文化をバックボーンを基礎に
平等、人権、博愛 を土台とした
保守政党、それはアナザウェイの道を
創るしかない…

それしか道はない…

終わります。










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