香水嗅いだ5
スマホメモに残ってた感想です。
ムエットなので参考になるかは不明。
今回はZoologist とTiziana Terenziの2ブランドまとめてです。
メモしたまま放置してたのを思い出しました。
何においても好き嫌いが激しくて、すごく雑な人間が書き手であることを念頭に置いておいてください。
あなたの好みは私の苦手、私の苦手はあなたの好み。大いにありえます。
しかし私はあなたの為に耳障りのいい言葉だけを並べる義務を持ちません。
こちらはNOSE SHOPさんのムエットサンプルの感想です。
鼻の精度も語彙も表現力もない為、まったく役に立たない感想ですが、稀にこの様に感じる人間もいるのだと思ってください。
Zoologist
1.ラビット｜ウサギ
夜の空気はクローバーと干し草の香りで満ち、草と土が暗闇の中でそよ風に舞う。ウサギは草原に迷い込み、スミレを嗅ぐ。飛び跳ねる影は綿のしっぽ。夜は柔らかく、ジャスミンのように甘い。花で毛を包む夢の沈殿物。
トップ｜グリーンベジタブルリーフアコード、シナモン、ベルガモット、アップル
ボディ｜クローバーフラワーアコード、キャロット、ジャスミン（Abs）、バイオレット
ベース｜パチョリ、ムスク、ヘイ、ホワイト アーモンド、バニラ、ビスケットアコード
パフューマー：ファニー・バル
すごい爽やかから甘やかになる。
学生の頃サムライとかその辺の香水で嗅いだみたいな匂いからバニラ系の甘い感じになった。
だいぶ甘いので、このウサギは絶対野生では生きていない。
とんでもねぇ箱入りで耳にお花とか飾られてフッカフカなクッションの上とかで写真撮られてる。ものすごく手をかけられてる。
2.ペンギン｜コウテイペンギン
皇帝という立派な名を冠しているペンギンたちにも南極の猛烈な寒風は一筋縄ではいかない。母は氷原で産んだ卵を父へと託し、遠く離れた海の狩り場へと。未来の宝を必死に守る父たちをオーロラの輝きが祝福する。
トップ｜南極の空気、アイスアコード、ジュニパーベリー
ボディ｜ピンクペッパー、サフラン、ラブダナム（Abs）
ベース｜サンダルウッド、ムスク、シーモス、スエード
パフューマー｜ノムラ・チアキ
水分………
なんかめっちゃ微量にぬめりを感じるけど、青とか黒っぽくすら見える透明度の高い水ってかんじ。
鼻の付け根の端っこが、硬くなるみたいな感覚になる。頭蓋骨の鼻の骨あたりにくる。
あとは若干コケ感あるけど、温かみというよりは人を寄せ付けない静謐な雰囲気に誘導されてる気がする。
ペンギンと言われればわかるなって感じ。
3.カウ｜乳牛
地平線に向かって広がる緑豊かな山岳の牧草地。青空に広がる大きな積乱雲の影がのんびりと草を食む牛の群れの上を通り過ぎる。子牛が震える手足に力を込め母牛の腹に鼻を突く。流れるミルクは新世界からの歓迎の証。
トップ｜セージ、アップル
ボディ｜ミルク、スズラン、ヘリオトロープ、バイオレット、ジャスミン
ベース｜シダーウッド、ベチバー、ベンゾイン、ムスク、アンバー
パフューマー：ナタリー・フェステュアー
意外とスッキリしてる？
泡立てたミルク系の香りかなと思ったけど鼻の真ん中抜けてく涼しさがある。
スッキリからフローラル寄りになるんだけど、花束って感じではなくて瑞々しいのでまだ摘まれてない。お水撒いた後のガーデンって感じ。
大自然とか牛はわかんなかった。すごく綺麗な庭園。
4.カーディナル｜ショウジョウコウカンチョウ
夏の賑わいが秋の気配へと変わり、冬が深まるにつれてカーディナルの群れが彼方へと飛び立っていく中、一組のつがいが陽気なデュエットを歌い出す。雪景色に点在する緋色の実を食べ、彼らの祝祭にいま火が灯る。
トップ｜レモン、ベルガモット、マンダリン、グリーンリーフ
ボディ｜ローズ、クラリセージ、レザー
ベース｜バニラ、オークモス、ムスク、パチョリ
パフューマー：ロセンド・マテウ
メンズ香水〜
一ブランドにひとつは必ずあるオーソドックスな男性向け香水って感じ。
すごい朝の洗面台で匂うやつ。
ただ、ノート見て思った印象よりは軽め。ついでにこんなメンズライクになると思わなかった。レザーとモスはやっぱ強いな。
もっと鳩尾にたまる重さ甘さがくるかなと思った。
5. スクイッド｜イカ
月の綱引きで海が隆起し、波の下をイカの群れが弾丸のように突き抜ける。突如現れるクジラの黒い影。スミを吹き出して撹乱するも、飲み込まれ咀嚼される。波間に漂う戦いの異物は数十年の時を経て竜涎香となる。
トップ｜ピンクペッパー、ソーラーサリチレート、フランキンセンス
ボディ｜ブラックインクアコード、ソルティアコード、オポポナックス
ベース｜アンバーグリス、ベンゾイン、ムスク
パフューマー：セリーヌ・バレル
甘めだ？！
なにこれ
重すぎないしスッと通るんだけど、鼻の高いところでヒヤッとしつつ甘い。でも硬さはない。
イカだから生ぐせぇのか、いや流石にわざわざ香水に生臭さを求める意味とは？と思ってたけど、これは予想外。
実際吹いてみないとこいつの真のポテンシャルはわからん。どうなるんだ。これムエットじゃ絶対わからんやつだ。
6. ビー｜ミツバチ
穏やかな春の日。咲き誇る花々のあちこちで無数のハチが蜜を持ち帰る。空気を切り裂く羽音がこだまする巣の中、女王陛下の元で数多の幼児をいつくしむ。ハニカム模様は自らの使命への忠誠と献身性のシンボル。
トップ｜オレンジ、ジンジャーシロップ、ロイヤルゼリーアコード
ボディ｜エニシダ、ヘリオトロープ、ミモザ、オレンジフラワー
ベース｜ベンゾイン、ラブダナム、ムスク、サンダルウッド、トンカマメ、バニラ
パフューマー：クリスティアーノ・カナリ
蜜蝋系か蜂蜜系かどっちだ〜とワクワクしながら嗅いだ。
高いハチミツだった。
最初に花の匂いがブワッときて、これは特定の花の蜜で養蜂するタイプのハチミツ！となる。
あとはバニラ強め。ちょっとグリーン系がある気もするけど、気持ちスッキリさせる程度で主張は特にない。
お菓子を連想するというよりは完全に素材。
7.ティラノサウルス・レックス｜ティラノサウルス・レックス
かつて存在した史上最大の肉食恐竜であり、生態系の頂点。巨大で強力な顎をもち、血の匂いを撒き散らしながら我が物顔で闊歩した。彼らは何者をも恐れない。空の火が地上に滅亡をもたらすまで。
トップ｜ベルガモット、ブラックペッパー、ファーバルサム、ローレルリーフ、ネロリ、ナツメグ
ボディ｜チャンパカ、ゼラニウム、ジャスミン、オスマンサス、ローズ、イランイラン
ベース｜樹脂、ケード、シダーウッド、シベット、フランキンセンス、レザー、パチョリ、サンダルウッド、バニラ
パフューマー：アントニオ・ガルドーニ
ムエット嗅ぐのは2度目。
今回は煙さは重く感じない。
もったりした蝋みたいな、やっぱ彼我の間に何か挟まってるみたいな不明瞭さを感じさせる。
スコールの後蒸発しつつある水分が挟まりつつ香ってくるジャングルみたいな。
でも前回よりスッキリして感じるかも。
今回は埋め込み機能使ったので若干ラベルがチラ見えしてるんですけど、本当可愛く無いですか？？？このボトルだけでも欲しい。置く場所ないけど。
そんでいい意味で裏切られ続けた。動物の名前とラベルのイメージで予想した香りが、こっち系なんだ？！っていう楽しさがすごい。
いや本当イカは店舗に嗅ぎに行きたい。
Tiziana Terenzi
1.キルケー
ローマの南に位置する自然公園。ギリシャ神話の女神が住んだ地。砂丘と深い森に囲まれたかつての偉人の息吹。女神であり魔女でもあったキルケーの魔法の薬のように、感情と直感を揺るがし神秘と官能の道を開く。
トップ｜パッションフルーツ、ピーチ、ラズベリー、カシス、ペアー、ウォームサンド
ボディ｜スズラン
ベース｜ヘリオトロープ、サンダルウッド、バニラ、パチョリ、ムスク
パフューマー｜パウロ・テレンツィ
あんまキルケーに詳しくないんですけど、オデュッセイアの、なんかの島にいて人を動物に変えちゃう魔女だよね？予言のおかげで主人公はご飯回避したけど仲間たちが、もういいや！って飯食って軒並み動物になっちゃったやつ。そんで主人公を気に入って予言授けてくれたとかそんなんだった気がする。
香りは甘い。
こういうレディース香水あるよねってかんじ。重すぎない。
なんか、若い積極的な女の子ってイメージ。どうていころしてそう。でも狡猾とかよりは軽やか。
私の中でデスノのミサちゃんとかこれにちょいスパイス入ったらそのものな感じする。
ちゃんとオデュッセイア読んでみようかなって気になった。この香りのするキルケーちゃんは可愛い。
2.ホワイト ファイアー｜白い炎
雪の静寂は炎の揺らめきによって生き生きと輝く。素朴で銀色に澄み渡る香りは、子供の笑い声のように無邪気で優しい。ドロミテ山の荒々しい静寂、爽やかな空気、雪の匂い。自然の力強さと美しさが鮮明に刻まれた香り。
トップ｜グリーンリーフ、フレッシュアイス、酸素
ボディ｜ジャスミン（中国産）、ファーン、ホワイトアンバー
ベース｜サンダルウッド、アンバー、ムスク
パフューマー｜パウロ・テレンツィ
水分だ？！
ファイアーとかいうからもっと煙かなって思ってたら思ったより溜まってる水感。
説明読んだら雪の静寂は炎によって煌めくらしいのでまぁなるほど。
鼻の高いとこで感じるけどなんかぬるっとしてる。
3.オリオン
田舎で父と祖父と過ごしたアドリア海の思い出。香木で作られた船に乗り、真夜中に出港した海旅。星を頼りにした航海はやがてオリオンを目指す。いまでも胸に残る、暖かな風に乗って運ばれた、鮮烈な夏の香りの旅路。
トップ｜ベルガモットの香りの涼しい風、レッドカラント、アップル、パイナップル
ボディ｜スパイシーなパチョリ、バーチ、ジャスミン、タイム
ベース｜インセンス、アンバー、ウード、ムスク、シダー
パフューマー｜パウロ・テレンツィ
グレープフルーツの皮だ！
って思ったけど全く香料にない。
なんかパッと嗅いだ時メンズキャラ香水によくある系〜って思ったけどよく嗅いでるとフルーツ感が複雑。
でも私の鼻はグレープフルーツの皮だなって思ってる。
何なら味もした。
4.アンドロメダ
カステッルッチョ高原で出会った自然の奇跡、開花。草原が黄土色から赤色のモザイクへと染まる壮大な景観。満点の夜空の元、薪の火を頼りにした簡素なキャンプの中、赤い炎に抱かれた魂は煌めく星空へと翔け上がる。
トップ｜ベルガモット、カットグラス、イランイラン、ウォータージャスミン
ボディ｜リリー、バイオレットリーフ、ダマスクローズ、ペアーネクター、ヘリオトロープブラン、ピーチ
ベース｜ココナッツパウダー、アンバーバニラ、カシミアウッド、エボニーウッド、トンカマメ、パウダーシュガー
パフューマー｜パウロ・テレンツィ
清楚だ………
めっちゃ白い色。
パウダリーとかフローラル系苦手だけどこれ好きかもしれない。自分がつけるのは違うけど。
少女感というよりはある程度お姉さん感ある。
整えられた庭の手入れを丁寧にしてるお姉さんに、通りかかって目を奪われて、目があった時微笑まれたいってなった。
5.スピリト フィオレンティーノ｜フィレンツェの精神
歴史、伝統、美しさが息づく魔法の街フィレンツェ。訪れる者を魅了し、感情の渦に巻き込む。鐘楼から見下ろすルネッサンスの絶景。街を覆う赤い月の燃えるような光。選ばれた者のみに明かされる情熱の赤い香り。
トップ｜リリー、オレンジ、ジャスミン、サフラン
ボディ｜イランイラン、マグノリア、アンバー、スズラン
ベース｜オークモス、サンダルウッド、バーチウッド、トスカーナレザー、ムスク、アンバー
パフューマー｜パウロ・テレンツィ
タイトルからメンズかなと思ってたらなにこれ。
赤いわたあめ？
わたあめ製造機の側で香る匂い？？？？
めっちゃ実際吹いてみたい。わかんなすぎる。
思い浮かんだのがわたあめ作る時の匂いだった。なんで。
6.ポッジャ
ポッジャは航海用語で、意図的に加速する意。夏の熱い風のような官能性が豊かに続く香り。追いかけられることを愛しながらも、風のように速く、捉えどころのない唯一無二の存在感を放つ人々のための洗練された香り。
トップ｜ベルガモット（カラブリア産）、レモン（ソレント産）、ブラッドオレンジ（シラクーサ産）、イエローピーチ
ボディ｜ローズマリー、イランイラン（ポリネシア産）、ローズ（トルコ産）、グリーンアップル、パッションフルーツ
ベース｜ムスク、バニラ（マダガスカル産）、アンバーグリス
パフューマー｜パウロ・テレンツィ
海感。
めっちゃ水分だけどそこはかとない潮風感がある。とんでもねぇな。
肌にまとわりつく感はないかな。
ちゃんと風が吹いてる。
海だなー香料嗅ぎ分けらんねぇなーと思ってHPみたらとんでもねぇ値段だった。
7.テレア
テレアは謎に包まれた魔法の星の名。その名のヨットは夢の実現、冒険と創造への秘密の隠れ家。香り立つ木材、金属、帆に込められた海への深い愛。官能的な花々の魔力に芳醇な木々の力が融合した遥かなる自由の香り。
トップ｜ベルガモット（カラブリア産）、オレンジ（シチリア産）、ホーソンフラワー、ローズ（ブルガリア産）、ペアー（ロマーニャ産）
ボディ｜アンバーグリス、ジャスミン（ロクリ産）、ヘリオトロープ（ペルー産）、レッドパチョリ、イランイラン
ベース｜アンバーグリス、ムスク、ベチバー（タヒチ産）マホガニー、オーク（トスカーナ産）、ウード（カンボジア産）、ダーマストオーク
パフューマー｜パウロ・テレンツィ
ソーダ？みたいな？
甘味料の入った青色系のソーダみたいなスッキリした甘さと清涼感。スパークリングは無いかな。
そのあと木製の柔らかさみたいなのを見つけた。
お花感もあるので女性向けかなとおもう。
嗅ぎ続けてると、妙齢で酸いも甘いも経験したけど、活発さを忘れずにといい意味で童心をもった、絶妙なバランスの自由な女性って感じでどんどん好きになってきた。
値段見て絶句した。
ちょっと全体的にお値段が高くておられるので、ムエット以外で手を出せねぇです。
香水のタイトルと紹介に心惹かれて試してみましたが、お高いだけある香りって感じでした。
メンズライクのものが予想外って感じで特に楽しかったかも。キルケーとアンドロメダが好みの女性感すぎて手が出せない（価格）なのが残念です。
あと新しく取り扱われるブランドがめっちゃ気になってて、でも置き場がないから悔しい〜ってなってます。
富豪になって取っ替え引っ替えしてぇ〜。
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