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香水嗅いだ3

スマホメモに残ってた感想です。
ムエットかつ入手からちょっと間があるので参考になるかは不明。


何においても好き嫌いが激しくて、すごく雑な人間が書き手であることを念頭に置いておいてください。
あなたの好みは私の苦手、私の苦手はあなたの好み。大いにありえます。
しかし私はあなたの為に耳障りのいい言葉だけを並べる義務を持ちません。

こちらはNOSE SHOPさんのムエットサンプルの感想です。

鼻の精度も語彙も表現力もない為、まったく役に立たない感想ですが、稀にこの様に感じる人間もいるのだと思ってください。


1.Stora Skuggan | オードパルファム

ヘクセンザルベ|魔女の軟膏

中世の魔女狩りの時代に存在したとされる、身につけると空を飛べ、強烈な幻覚作用もある軟膏のこと。実際は猛毒成分の混合物で正確な処方はわからずその再現で何人もが命を落とすに至った、謎に包まれた伝説の媚薬。

トップ|ワームウッド、ソルティリコリス
ボディ|チュベローズ、ローズマリー、アンジェリカ、ベラドンナ
ベース|ブラックヘムロックライケン、パチョリ

パフューマー|アンナ・バークネ

なんか、スパイシーな花
裏庭に植ってる腰くらいの生垣みたいなとこに赤寄りのピンクの花がいっぱい咲いてます、って感じだった。花が落ち始めた頃の雨の後。

猛毒成分を絶妙に混ぜて作った媚薬って書いてあるけど、無茶振りしてくる年齢不詳の魔女って感じだった。

2. Tauer Perfumes |

レール デュ デゼール マロカン|モロッコの砂漠の風

パワフルで官能的でピュア。サハラ砂漠の宿のベッドに横たわって、砂丘の上に月が昇っていくのをぼんやり眺めながら、私は砂漠のオアシスを吹き渡るモロッコの夜風の香りを夢見ていた。

トップ|コリアンダーとクミン、そしてプチグレインを慎重にブレンド
ボディ|ロックローズとジャスミンのかすかな香りが漂うあたたかなハートノート
ベース|乾燥したシダーウッドとベチバーと、最良のアンバーグリスとの見事なまでの共演

パフューマー:アンディ・タウアー

もっとエスニーック!!ってくるのかと思ったら、

乾燥地帯でむちゃくちゃ贅沢なお風呂に入った後湯冷ましに散歩してる、

みたいな匂いだった。
主張するけどストライカーというよりグラップラーみたいな。
肌につけたらまた違うのかも。


3.Nishane | エキストレド パルファム

ウヌタマン|忘れられない

人間の理性を超えた獣のような野性的な側面を表現。最初のスプレーからはじまる強烈でダイナミックな体験。トルコポップスの女帝セゼン・アクスの名曲「ウヌタマン(忘れられない)」へのオマージュ。

トップ|ラベンダー、ローズマリー、ミント、ジュニパー
ボディ|ジャスミン、カーネーション、パチョリ、アンバー、オレガノ
ベース|カストリウム、シスタス、オークモス、キャラメル

パフューマー:ミゲル・マトス

ニシャネだーって近づいた時点でわかるニシャネ感。
嗅いでみてまず、なんだコレ?ってなった。
色もあって形もあったものが、スーッと透明化していく様な印象でびっくり。
結構しっかり存在感ある物が目の前で光学迷彩纏ったみたいに透けてくる感じだった。

説明を読んで私のアンテナがクソ雑魚であると改めて理解した。
やせいってかいてあるよ。

4.Hiram Green | オードパルファム

ハイド|隠れ場所

鮮やかな柑橘と焼けた木のドライさ、華麗な花と強烈なスパイスが交差し、力強いレザーノートへ。スモーキーなラブダナムとモルトバニラが温かくエレガントなベースを形成。挑戦的で魅惑的なユニセックスの香り。

トップ|レモン、ベルガモット
ボディ|バーチタール、カッシー
ベース|ラブダナム、バニラ、オークモス

パフューマー:ハイラム・グリーン

なんだこれ?無であろうとしてる。
あまりにも無機質でノートみて頭に10個くらい?浮かべてる。

ユニセックスというか、まず前提として生物じゃなさそう。
いのちを感じない。
すごい。こんなことある?
これは時間経過のせいかムエットだからなのか、すごい気になるところ。


5. Goldfield & Banks | パルファム

パープル スエード

100年前、タスマニアの豊かな気候と土壌に持ち込まれたプロヴァンス産ラベンダーから生まれた香り。太陽の強い日差しで花びらがパリパリに焼けた芳しいラベンダー畑を、錆びた馬具をつけた一頭の馬が疾走する。

トップ|ラズベリー、ピンクペッパー(ブラジル産)、コリアンダーシード(ウクライナ産)、カルダモン(グアテマラ産)
ボディ|ラベンダー(タスマニア産)、ローズエッセンス、ヒソップ(フランス産)
ベース|パチョリ(インドネシア産)、ウッドレザー、アンバーエクストリーム、シベット

パフューマー:イリアス・エルメニディス

ノリノリで声かけてきて意気投合して〜ってかんじの情熱的タイプというよりは、目が合った時に意味深に微笑んだり仕草で誘導してくるタイプの情熱的な女って感じがした。

説明見たら馬だった。

でも私の頭の中では健康的な肌のまつ毛バッチバチの彫り深いダークな髪色の女性が、アイコンタクト送ってきてそのまま身を翻して路地に入っちゃうから、追いかけてまるで追いつくのを待ってる様なゆっくりした歩みと肩越しに振り返った目がやっぱりそういう色をしてた、って感じなんだよな〜〜〜!でも馬の走る風景!


6. Nasomatto | エキストレド パルファム

ブラマージュ|失敗

失敗の産物。判断ミスと不注意によってもたらされた愚かで不幸な香り。だが、偉大な発明とアートが過ちによって生み出されたように、すべての失敗は進歩の扉への鍵である。

原産国:イタリア
成分:変性アルコール、水、香料
本国表記:BLAMAGE
ブランド:NASOMATTO(ナーゾマット)

やっぱすごい無機質な匂いがする!!
「無」というものを作りなさい、という課題に応えました!って言われたらなるほど、となる。

ただ、先に嗅いだハイドの方がある種セラミックと合金で作りました!みたいな人工物感あったけどこっちはもうちょい優しげ。


7.Zoologist | エキストレド パルファム

ティラノサウルス・レックス|ティラノサウルス・レックス

かつて存在した史上最大の肉食恐竜であり、生態系の頂点。巨大で強力な顎をもち、血の匂いを撒き散らしながら我が物顔で闊歩した。彼らは何者をも恐れない。空の火が地上に滅亡をもたらすまで。

トップ|ベルガモット、ブラックペッパー、ファーバルサム、ローレルリーフ、ネロリ、ナツメグ
ボディ|チャンパカ、ゼラニウム、ジャスミン、オスマンサス、ローズ、イランイラン
ベース|樹脂、ケード、シダーウッド、シベット、フランキンセンス、レザー、パチョリ、サンダルウッド、バニラ

パフューマー:アントニオ・ガルドーニ

一呼吸目が花火が消えた後の匂いかと思った。
なんかお花感はあるんだけど間になんか挟まってる。なんだろこれ。
ショーケースに入った花?


恐竜………?私のお鼻はすごく平和に「フラワーパークとかでドライフラワー閉じ込めたキャンドル作り体験」だったのに説明文では恐竜が絶対王者として闊歩してた。

ラベルがめちゃくちゃ可愛いのでステッカーとして欲しい。こういうウイスキーボトルありそうだよね。すごく好き。
箱とかラベルの為だけでも欲しいかもしれないレベル。ラインナップ全部欲しい。ティラノとパンダとドードーとビーバーは特に欲しい。


まずタイトルも見ないで嗅いだ感想があまりにも役に立たなくて、説明とかノート見て「あれっ?!」てなってました。
でも不思議なもんで、一回想像しちゃうとそっちに引っ張られて説明通りの受け取り方ができなくなってぐぬぬ、となりました。
あとはコレは肌に吹いて温度と体臭が乗ったらどんな香りになるんだ?!!と気になるラインナップでした。特に後半。

物理的に着けるタイミングが無くてあんまりボトル買えないのでムエット非常に助かります。体が6個くらいあればいいのに。

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