空いてる富津に行ってきた


GWの東京駅が地獄と聞いた。

COVIDの規制が解消されつつ、マスクも自己判断と来ているから、その延長で、どこか出かけよう、となったのだろう。

東京駅は各地から人間が集まり、乗り継ぎの駅でもある。

時差式出勤が謳われた時代があったが、COVIDの緩和に加え今回のGWが大混雑になると(ある程度)予想できなかったものか?

GW出勤者にとっては、災害であり、悲劇だろう。

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富津に行ってきた。

世間でいう連休を1-2日休む身分である。
束の間の骨休めだ。

レジャースポットは千葉が人気とニュースで聞いた。
近郊に自然や遊び場があるのが強みなのだろう。

案の定、向かう道中、館山や房総に向かう人間と重なり、列車はレジャーの匂いがした。

子供は虫かご、親は巨大なお泊まりバッグを担ぐ。
気候変動のせいか春と夏が入り交じる。

COVIDの自粛…禁欲の解放か?荷物を抱え、各地で楽しんでやろうという、意気込みが車内に漂う。

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大抵は館山組である。

向こうはポピュラーな海鮮料理や寿司がある。

途中の道の駅も充実している。マイカーで行く分には、つい何ヶ所も寄ってしまうだろう。

列車には列車の楽しみがある

私は館山には行かない。
人間が集まる場所と分かっているし、館山までの交通費がバカにならない。

ならば、そこそこの場所で綺麗な海を味わう方がよい。

富津の中ほどに来れば、貝焼きや海鮮料理の店が目立つ。
いまは、ヒットしやすい物事がネットでなんでも分かってしまう。

分からない場所や隠れ家、自分だけの場所は、自力で探さないでいけない。

「ミントは際限なく増えるから植えてはならない」

むかしから、薄荷というのがあるが、ミントも野良に戻れば、えぐみが出る。
栽培されることで、か弱くなるのか。

いい感じの磯浜

正直、入りたい。

けど、風が強いし薄ら寒く、お後が怖くて入水はよした。

春の海も海藻が変化する。
森林や野山の植物に劣らない変化具合だ。

春さき特有の海藻が波に漂う

しかし、夏も過ぎれば固くなり、老化して溶けだすのだ。

ただ、ここは館山というわけにはいかない。

何となく泥臭い磯浜は地形か潮流が関係しているのか、水は澄んでいるが浜は何か汚れた感じがある。

「汚いわけではない」

今日は午前中の大潮でかなり岩礁が露出していた。

カニや貝類は日の当たらないところに避難して満潮を待つ。

野食の方々が、磯ものを喰う話があるが、不味いわけではないが、一般の水産物と比べれば、2級、3級になるかもしれない。

ただ、味付け次第でいくらでも美味くなるが、いつも2級品を味付けて喰うわけにいかない。

ときどき、思い出したように味わうくらいが乙なのだ。

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帰りは1駅、足で稼ぐ。

ダイエットも兼ねて、メタボを何とかしなくてはならない。

梅の家

GWに限らず、いつもココは混んでいる。
行列もできていた。

カップラーメンもあるようだが、本店で喰うなら、待ち、並ぶ覚悟で行かなくてはならない。

毎回ここを通る度に、煮干しベースの醤油ラーメンの香りがする。

ちなみに、昔食べたことがある。
有名になりがけのころで、そのときも大分、待った覚えがある。

待った先で、大盛りやサイドメニューを選ぶのは、果たして選ばされているからか?
みじん切り玉ねぎを乗せる黒いスープは美味かった。

うこぎは生垣で泥棒避けにされたという。

「野良うこぎ」

若葉は菜飯にする。
苦さと爽やかさが飯にあう。

見上げれば、芽吹いたばかりの木々を抱える小高い山がある。
深い緑にない新鮮な薄い緑が綺麗だ。

ようやく駅につく

自分が着く時間と列車が着く時間は計算している。

列車は1時間に1本であり、これを逃すと帰りが夕方を過ぎる。

連休対策か?普段2連の列車が4連で来ていたりした。

地元、部活帰りの子がチラホラ見えた。
連休中、部活熱心でエラいは、死語だろうか?

部活問題がアチコチあるが、リーダーを決めて問題ないようにやらせ、教官は確認の判子だけ押す方が、しっかりするのではないか?と思わなくない。

裏潮干狩り会場

大人は何かと仕事の一貫といいながら、大変と分かりながら、物事を管理したがる。

飼い犬じゃないんだから、何かあった時にヨシヨシとやるくらいが、いいはずである。

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