進化精神医学?❷
もちろん、脳神経は身体と共に進化してきた。
サルだった頃の記憶が、何が危険で安全なのか?を、身体と脳がペアを組んで生き残る…それが残っている。
不安障害が危機回避
統失が狩人、予兆
躁鬱が祭り、気候への同調
など、いい加減なことを書いてみたが、中井久夫など過去役立っていたことがらいまは必要なくなり不調を生じてしまった、など仰っている。
では、何もなしに健康で生きられる者は鈍感なのか?
たぶん、人間の文化というなかでは、適応は速いのだろう。
適応といっても、意図的なものや操作的な環境もあるし、どこか受け身な感じがするのは、どうも野性的ではない。
都市にこれほどまで人間が集まり、多少のトラブルで済ませるというのは、集団なり、対人間の間だけの作法だ。
人間だけを囲った牧場にもみえる。
それが、野生や自然を遠ざけ、安全や寿命を得られるから、今のやり方を選んだのだ。
ただし、問題は過去のサルだった記憶は消えておらず、見栄っ張りや所有欲、ちょっかいを出すなど、元を辿れば動物由来なものが見えてくる。
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