弱いままにする
面白いことを聞いた。
「子供を弱いままにしておく」
要は、虐待親にある話しだ。
自分の慰みものとして、傍に置いておくというのがある。
今まで散々、心理学者などは、子にたいして親から自立しろとか、克服して立ち直れなど、言ってきたが、親の慰みものになった果ては、悲惨なものではないか。
古典的な心理学者によれば、ゴッドマザーと、説明してくるだろう。
自分のお人形遊びや、部下などにして、自分を慰めておく。
あたかも、友達のようなフレンドリーな関係を装ったり、自分のいいようにする親もときどきいるが、親の機能からすればネグレクトを疑うことも考えた方がよい、こともある。
自我を失った(発育出来なかった)子が悲惨なのは、親が受け身なため、子は勝手に育ち、マトモになるだろうという
楽観により、なにも教わらなかったことだ。
そんなとき、大人になった子供は二重、三重の負債を抱えている。
または、抱えることになる。
また、世の中を知らなくてはならないし、世の中を知らせなかった親のために、何となくとも世の中に鼻が効かなくなる。
時々、閉じこもりなどを見ると、彼らは良い人だと言うが、そうではない。
親や周りに良いように加工されてきたのだ。
親…なぜこう悪くなった?と嘆く被害者は、かつて加害者であった自覚がない。
省みがなければ、嘆いて、弱者になるしかない。
これに、家庭内暴力が加われば、被害者であった子が加害者になる。
お人形遊び(弱いまま)にされた子の不幸は、外から見ると、なかなか理解されないものである。
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