現実を生きること 本を読むこと


地震があったが、海外を見渡せば、戦争があったり、(外交要領で)ちょっかいだしたりして、混乱ている。

レスキュー隊が現地に直接支援に向かうのは仕事だからだ。

店屋がものを売るのは、ものを仕入れ、売るのが仕事だからだ。

作家が表現するのは、その表現をよりリアルに…時に比喩的に伝えるのが仕事だからだ。

無理にボランティアに行かなくても、自分のことが手一杯なら、自分をとりあえずは、生かさなければならない。

苦しみにある者に無理に言葉をかけなくてよい。

むかし、そんな場合どんな声掛けすれば良いか?と、聞いたら無理に掛けず無言で良い、と言われたことがある。

葬式のアレだ。

何とも言葉にできない事になりまして…みたいな、言葉を使う判断を保留にするのもデリカシーである。

(誰かが言ったが)昨今の言葉のやりとりが、会話でなく反応である、というのは目の付け所が違う。

「ただ、相手に反応しただけ」

名言である。

ときに、脳が上手く働かず、妙なことや不快な言葉をかけるより、黙っておくのも手である。

そう考えると、いまの言葉の乱れ…いや、カオス化は反応の速さを優先しているから、ある種の会話に締まりがなくなる、といえる。

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