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要指導医薬品が追加へ

こんにちは。
ご無沙汰しておりました。
今回は、先日スイッチOTCで2種類の商品が要指導医薬品になるとの情報があったので調べてみました。

要指導医薬品ってなに?

ドラッグストアの医薬品コーナーには5種類に分類された医薬品が存在します。

  • 要指導医薬品

  • 第1類医薬品

  • 第2類医薬品

  • 第3類医薬品

  • 医薬部外品

どの商品も、厚生労働省で決められて店頭で販売されています。
中でも要指導医薬品というのは、

その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師その他の医 薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされてい るものであり、かつ、その適正な使用のために薬剤師の対面による情報の提供及び薬学的知 見に基づく指導が行われることが必要なもの
▼新医薬品であって、再審査期間中のもの
(医療用医薬品を経ずに直接OTCとして承認された品目)
▼医療用医薬品から転用された医薬品であって、製造販売後調査期間中のもの
(スイッチ直後品目)
▼薬機法第44条第1項に定める毒薬及び薬機法第44条第2項に定める劇薬 • 薬局又は店舗販売業において「対面」でのみ販売される

厚生労働省

と、定められています。
簡単にどういうものかというと、「成分的に薬剤師の許可がないと購入できないものだから、ちゃんと対面で購入してほしい薬だからよろしく!」
ということ。
しかも対面といえど本人が買いに来ないとダメなので、ちょっと購入者的には面倒ですよね。
でも薬剤師としてはちゃんと使用する方じゃないと販売できないのでご注意くださいね。

追加された要指導医薬品とは?

では、要指導医薬品がどんなものなのか分かったところで何が追加されたのか説明していきますね。
追加されたのは2種類。

  • アレグラFXプレミアム

  • オキナゾールL600

アレグラもオキナゾールもすでにドラッグストアで目にしますね。
何が違うのでしょうか。

アレグラFXプレミアム

現在、ドラッグストアで販売されているアレグラFXは第二類医薬品です。
ではプレミアムとはどんな違いがあるのでしょう。
アレグラFXの成分は「フェキソフェナジン塩酸塩」です。
今回、アレグラFX プレミアムとして発売される薬の成分は「フェキソフェナジン塩酸塩/塩酸プソイドエフェドリン」の配合錠です。
先発品で言うと、ディレグラ配合錠にあたります。
この「塩酸プソイドエフェドリン」とは鼻粘膜の血管を収縮させて充血・腫れをとり、鼻づまりなどを改善する成分です。
主に鼻炎用内服薬や総合感冒薬(かぜ薬)などに配合されています。
抗ヒスタミン成分が効きにくい鼻づまりにも適しています。
この薬が一緒に配合されることによって「アレグラFXプレミアム」として発売されたようですね。

オキナゾールL600

オキナゾールって何の薬?
と、思うでしょう。
すでにオキナゾールL100という薬が存在しているのですが、何の薬かというと膣カンジダの治療薬なのです。
今回は配合量が600と増えていますね。
こちらも膣カンジダの再発治療薬として発売します。
では同じ成分なのに何が違うのかというと、投与回数です。
オキナゾールL100は1日6回の投与でしたが、オキナゾールL600は単回投与でOK!
忘れっぽい人にはありがたい薬ですね。

ずっと要指導医薬品のままなの?

要指導医薬品として発売された商品はずっと要指導医薬品であるのか?
と疑問に思うでしょう。
要指導医薬品は原則3年で一般医薬品に移行します。
現在のよう指導医薬品は全部で17種類。
2月の時点では15種類でしたが、令和5年3月27日に今回のアレグラFXプレミアムとオキナゾールL600が承認されて要指導医薬品となったわけです。

アレグラFXプレミアムとオキナゾールL600の発売日は?

発売日はまだ決まっていないようです。
今回は承認が下りたという情報のみ。
花粉症やアレルギーがひどい・膣カンジダが再発してしまった。
でも病院に行く時間もない。
という人にとっては待ち遠しいですね。

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