10/22 『図書館の魔女 第一巻』を読んだ

面白かった。
とはいえまだ序盤も序盤であるので、面白かったと過去形にするのもまだ早いような気もする。初めて読む作家だが、描写が細密で濃い空気がある。ただ土木・建築関係や植物、あと料理なんかは俺の知識が薄いのであんまりそこ緻密にされるとそれはそれで読み込むのに時間がかかるが。図書館の概念や言葉の話なんかは多少は聞きかじったTIPSがあるので興味深く読めた。指話の創作過程も言語の誕生物語としても面白いうえにマツリカとキリヒトの親密度もうなぎ上っていくのでWドキドキだ。文字通り挨拶程度の外交戦もアツアツでよい。
後は、各章題がその章の書き出しになっているけど、ちょいちょい微妙に言葉が違ってるのが何か伏線とかになってるのかなとかあるけど、それ以上はよくわからない。章題の末尾だけ読んでみても特に意味ある言葉にならないし。とりあえず次巻を楽しみにする。

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