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7/1 『野田の日記 2012-2020(あとのほう) それでも僕が書き続ける理由』を読んだ

面白かった。

前巻のメインと言ってもよかった郵便局員の日常が、バイトを辞めさらには一人暮らしを始めたことによって終わりを告げてしまったものの、そこまで前半と何が変わったということはない。本格的にジム通いをしてムキムキマッチョになっていくという変化はあったけども。
日記のタイトルの一つにもあったが、本当にやってることがずっと変わらない。あるいは、変わらずにずっとやり続けることができている、とも言える。淡々と書いていたが、M-1にもR-1にもKOCにも毎年ずっと挑み続けていたのはすごいことだなと思う。売れたい芸人はみんなそうなのかもしれないが。KOCも優勝して3冠狙うとよく言っているが、M-1とR-1で優勝したから狙っているのではなく、最初から狙っていてあと1冠、ということか。
また、野田クリスタルといえばマッチョと自作ゲームだが、ジム通いして筋トレしている話はしょっちゅう出てくるものの、ゲームづくりに関する話はほとんど出てこないのが意外だった。1回くらいしか日記で触れられてない。まあネタみたいなものだから、筋トレと違ってエピソードトークできることはないのかもしれない。
書き下ろしのR-1秘話、M-1秘話も、売れるチャンスに臨む芸人たちの、生の心情のようなものがうかがえてよかった。

HPがなくなってしまったので日記も終わってしまっているが、M-1優勝後の活躍など今後こそエピソードには事欠かないだろうし、またしばらくしたら日記第3弾など出してくれてもいいんじゃないだろうか。今度はKOC優勝するまでの変わらぬ日々を。

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